中国モバイル決済「アリペイ」取扱件数で日本が世界1位に、大型連休「国慶節」期間で、旅行先にも変化の兆し

中国の決済大手アリペイ(Alipay)は、今年の国慶節期間中(10月1日〜7日)における中国人観光客(香港、澳門、台湾を除く)のアリペイ消費統計データを発表した。それによると、日本における取引件数増加率は、世界平均の前年同期比10%増を大幅に上回る同124%増になり、海外旅行先別の取引件数ランキングで初めて世界第1位となった。

アリペイが最も使用された場所は、大手コンビニエンスストアチェーン、マツモトキヨシ、関西国際空港となり、一人あたりの消費額も同15%増となった。

海外旅行先別取引件数トップ10(報道資料より)

世界市場では、中国人の海外旅行先として人気が高まっているヨーロッパと東南アジアでは、直近の12ヶ月でアリペイ導入店舗が大幅に増えたことから、取引件数も急速に増加。カンボジアとフィリピンがランキングで初めてトップ10には入ったほか、ポルトガルでは前年同期比で64倍と大幅な伸びを記録した。

アリペイ利用者の属性を見ると、海外旅行でアリペイを使用するユーザーのうち、2000年以降生まれのユーザー数は、前年同期比で130%増加。1960年代以前に生まれたユーザー数も30%増加した。

取引件数の増加幅ランキング(報道資料より)

このほか、アリババグループの旅行プラットフォーム「フリギー(Fliggy)」の国慶節期間中のデータも発表。それによると、旅行パッケージの予約数が、モンテネグロで14倍、ウズベキスタンで4.7倍、セルビアで1.8倍の増加を記録するなど、ニッチな旅行先の人気が高まっている傾向が明らかになった。また、ヨーロッパでの鉄道チケットの売上は35%増加、タイとマレーシアでの「ドリアン体験」パッケージの売上は60%増加するなど、ユニークな体験を求める傾向も強まる結果となった。

なお、日本を訪問した旅行者は上海、北京、浙江省からが最多となった。

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