ホステルに泊まりたい世界の旅行者は3割、2人以上での利用が半数、日本は人気滞在地に

ブッキング・ドットコム(Booking.com)は世界の旅行者を対象に実施した、共同宿泊施設(他の旅行者とシェアするタイプの宿)のトレンド調査結果を発表した。

ブッキング・ドットコムでは2000年以降、現在までに3万3000軒以上のホステルが登録されており、現在では伝統的なユースホステル以外にもヨガ・リトリートやジャンボジェット機を利用した施設、ポシュテルと呼ばれる高級ホステルなど、ユニークな施設が増えている。ブッキング・ドットコムの掲載ホステルの25%以上がウォーキングツアーを提供。それ以外でも、ハッピーアワーや現地の文化体験、ライブ演奏などで、旅行者のコミュニケーションの場を創出しようとする施設が増えている。

調査によると、旅行中に最低1回のホステル宿泊を希望する人は、世界の旅行者では33%、日本の旅行者では12%に及んだ。その理由は「旅行に社会的な側面を持たせるため」という回答が多かった。2019年にホステルを予約した人の53%は、こうした出会いや体験の共有を求める一人旅の旅行者だが、半数弱は2人以上で利用しており、バックパッカー以外の利用者も多いことがうかがえる。

2019年、ホステル予約で検索の多い目的地はバルセロナやアムステルダム、プラハ、ロンドンなどの欧州が多いが、伸び率でみるとコロンビアやペルー、ベトナム、フィリピンの街ともに日本の札幌があがった。また、ホステル予約者の人気の旅先にも、スペイン、ロシア、イギリス、タイ、日本も多く、日本での目的地の組み合わせは京都と大阪、東京となっているという。

消費者調査は2019年8月9日~8月28日まで、過去12か月以内に旅行を実施、または今後12か月以内に旅行をする29か国地域の成人計2万2000人を対象に、オンラインで実施した。

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