小笠原諸島が不要不急の来島自粛を要請、苦渋の訴え「救急処置に制限ある」

小笠原村と小笠原諸島の観光関連団体は、小笠原諸島への不要不急の来島自粛を要請する声明を発表した。

世界自然遺産にも登録されている小笠原諸島は東京からの定期船で24時間かかる秘境。新型コロナウイルス感染拡大で、緊急事態宣言が発出された地域からの“コロナ疎開”も問題視されるなか、「感染症を確定できる体制がなく、処置に制限があり、救急患者の本土への搬送も困難を極める状況」と苦渋の発表。期間を定めないとしながら、暫定的に2020年5月8日東京発便までの来島自粛を要請している。

すでに予約済みの旅行者に対しては、旅行会社や宿泊施設、ガイド事業者から来島再検討を依頼する可能性があるという。新型コロナウイルス自粛を理由に、小笠原海運が運航する「おがさわら丸」乗船券をキャンセルする場合は、キャンセル料を無償とする。仕事などでやむを得ず来島する場合、3密を避けるなど、感染防止の協力を訴えている。

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