第2回目の事業再構築補助金、旅行業では異業種参入を図る事業が続々、応募・採択ともに「宿泊・飲食業」が最多

事業再構築補助金事務局は、第2回の事業再構築補助金の公募結果を公表した。応募件数は計2万800件。このうち、申請要件を満たしたのは1万8333件で、審査の結果、9336件が採択された。

業種別では、応募件数、採択件数とも宿泊業・飲食サービス業が最も多く、その割合はそれぞれ19.6%と23.8%。都道府県別で見ると、応募件数、採択件数とも最も多かったのは東京都。採択率では、山梨県、富山県、高知県などが高かった。

金額ベースでは、応募、採択とも100万円~1500万円が最も多く、全体の約5割を占めた。

宿泊業では、ワーケーション、長期滞在型への設備整備や、地場産業との連携での名産物の開発、ホテルブランドを生かした商品開発などの事業計画が散見される。

たとえば、函館市の「ホテルテトラ」はホテル内スペースを活用した「復活レタス」水耕栽培&「函館レタスウニ」養殖事業と冷凍食品等の加工販売で小売業に参入。千葉県夷隅郡の「滝見苑」は絶景のワーケーションプランを提供する。銚子市の「犬吠埼観光ホテル」は、高付加価値のグランピング事業を立ち上げる。群馬県みなかみ町の「ペンション朝ねぼう」は、非対面ワーケーション特化型の民泊の運営を実施。徳島市の「ホテルグランドパレス」は住む・働くホテルへの転換を図る。

旅行業では異業種への参入を図る事業者も多く採択された。海外旅行が主力の「グローバルユースビューロー」は、国内顧客を主ターゲットとしていた企画旅行業者の海外顧客向けインバウンドへの新分野展開。アジア地域でランドオペレーターを展開する「エーペックスインターナショナルは、アジアの技能人材と国内企業のマッチング及びコワーキングスペース事業を開始。

北欧ツアーを専門とする「フィンコーポレーション」は、北欧文化に触れる多目的スペースの運営を計画する。また、「クルーズのゆたか倶楽部」は、英語教育型保育園を開設。訪日富裕層向けツアーを販売する「TOKI」は、旅程管理システムの販売を始める。

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