関空、2025年の総旅客数は3700万人と予測、万博効果で2018年度比1.3倍、会期中の発着回数は上限超えか

関西国際空港の将来航空需要に関する調査委員会は、2025年大阪・関空万博に向けて、今後の関空の需要を調査・分析し、その中間報告をまとめた。

調査委員会では、新型コロナウイルスの影響などを踏まえてもなお、将来航空需要の増加が見込まれることを確認。そのうえで、2025年度の需要について、経済成長が著しいアジア諸国が牽引するとともに、2025年大阪・関西万博の需要増によって、総旅客数は2018年度比約1.3倍の3733万人、総発着回数は同約1.3倍の24.3万回を見込み、総発着回数は1998年の環境影響評価時の想定発着回数の年間23万回を超えると予測した。

また、2025年大阪・関西万博期間中(4月~10月)の時間帯発着回数については、ピーク時においては、多くの時間帯で1時間当たりの発着回数上限45回を超えるとともに、12時台は60回に達すると見込まれると分析した。

政府がインバウンド目標6000万人を掲げる2030年度の需要については、経済成長が著しいアジア諸国からの訪日需要が牽引することで、総旅客数は3889万人~4966万人、総発着回数25.3万回~29.7万回を見込んだ。

この調査委委員会は、関空が今後も増大が見込まれる航空需要の受け皿としての役割を適切に果たしていくために、関空の将来航空需要に関する調査および分析を行うことを目的に2020年1月に設立された。

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