米運輸省、航空会社の欠航や遅延時での対応を、比較して公開へ、運航品質の悪化で消費者保護を目的に【外電】

米運輸省(DOT)は、航空会社が欠航や遅延時に提供するサービスを比較できるダッシュボードを2022年9月2日にオープンする。この機能は、欠航や遅延よって旅行者に不利益が生じないために立ち上げるもの。比較ダッシュボードは、DOTの「Aviation Consumer Protection」サイトに格納される。

DOTは、航空会社に対して、少なくとも3時間以上の遅延に対しては食事券を、航空会社が原因で空港で一晩待たなければならない場合は宿泊施設を提供することを求めている。

また、DOTは8月初めには、国内線で3時間以上の遅延、国際線で6時間以上の遅延に対して、航空会社に利用者への払い戻しを求める提案を行っている。

運航データFlightAware社によると、今年は、これまでに米国の航空会社は運航計画のうち2.6%のフライトを欠航。遅延は全体の21.3%に上っており、いずれも2019年同期よりも悪化している。

この一因はパイロットなどの人員不足。このため、米国の航空会社は今夏、座席供給量を16%削減した。ただ、各航空会社は採用を強化しており、6月の米航空業界の雇用は過去最高となった。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:DOT LAUNCHES DASHBOARD FOR TRAVELERS TO COMPARE AIRLINE CANCELLATION POLICIES

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