スカイスキャナー、世界の航空旅客の流動を明らかにする新ツールを開発、9400万ユーザーのデータを基盤に

スカイスキャナーは、旅行傾向洞察ツール「Travel Insight Vision(TIV)」の新たな機能として、航空路線開発や路線の最適化で空港や航空会社パートナーを支援する「Passnger Leakage」を立ち上げた。このソリューションは、航空旅客の流動や、どこで旅客を競合他社から奪われているか、またその要因を明らかにするもの。

Passenger Leakageは、TIV の流域分析モジュールに追加。TIV は、295ヶ所のデータポイントで、スカイスキャナーの9400万人以上の月間ユーザーのリアルタイム検索および予約データを活用したデータツール。世界中の旅行者の行動と市場動向の把握に役立てられている。

このソリューションは、特定の集客領域について、旅行者が頻繁に検索している路線や、どの場所からのフライトを選択しているかを明らかにする。これを活用すると、空港や航空会社は、どこで顧客を失っているかだけでなく、価格競争力や曜日などの要因に基づいて、機会喪失の要因を特定できるようになるという。

Passenger Leakageは、世界中のスカイスキャナーのユーザーから得られたデータがベースとなっており、他のデータプロバイダーはアクセスできないため、独自の分析・洞察を提供していることが可能だ。

また、地理的位置データの精度と関連性によって、航空・空港パートナーは国、地域、州、都市、空港ごとに対象地域を細かく分類することが可能なため、詳細なレベルにセグメント化してうえで、豊富な洞察を得ることができる。

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