
Uber Japanは2025年6月17日から、「Uber Taxi」を徳島県徳島市・鳴門市、香川県高松市、直島、愛媛県松山市で開始した。2019年から展開する高知県と合わせ、四国全県に進出し、エリアは全国27都道府県に拡大する。「Uber Taxi」はスマートフォンアプリ「Uber」からタクシーを呼べる配車サービス。
同社は2月に電脳交通と戦略的パートナーシップを締結。電脳交通は全国でクラウド型タクシー配車システム「DS」を展開しており、「Uber」アプリとシステム連携することで、地域のタクシー事業者はUber Japanと個別に契約を結ばなくても、Uberアプリを通じた配車リクエストを自社の車両で受けられるようになっている。これにより、徳島市・高松市・松山市の複数のタクシー事業者が新たに「Uber Taxi」に参加した。
四国エリアはバスや鉄道の減便・廃止、高齢化による免許返納など地域住民の「移動の足」不足が深刻化する一方で、現代アートの聖地・直島などを舞台とする瀬戸内国際芸術祭をはじめ国内外からの観光客が増加している。Uber Japanではタクシーの配車を強化することで、こうした地域課題の解決を図りたいとしている。