宿泊管理システムとホテル運営などを手掛けるSQUEEZE(スクイーズ)は、2026年7月1日に開業した「SHIFT HOTEL SHIBUYA JINNAN(シフトホテル シブヤ ジンナン)」のメディア向け内覧会を開催し、概要を説明した。
同プロジェクトは、不動産再生を手掛けるリアルゲイト社との都市型ホテル開発・運営における包括的提携の第2弾。両社は、都心部の小規模・築古ビルオーナーの課題に対し、相互の専門性を掛けあわせ、持続可能な再生モデルを推進している。今回は、渋谷駅から徒歩3分の場所に立地する築50年の5階建てビルを、オフィスや店舗などが入居する多機能拠点として再生した「JINNAN VALLEY(ジンナンバレー)」内に開業した。
ホテルは、同ビル最上階の5階全フロアと4階の一部を使用した計4室(うち1室は8月開業予定)。客室定員は4名から最大8名で、全室にキッチンや洗濯乾燥機など、中長期滞在の需要にも対応する設備を備えた。こうした機能を備えるスクイーズの他運営ホテルは、もともとインバウンド比率が平均70%と高い。渋谷の中心地に位置する同ホテルでは、開業後、利用者の95%を米国や豪州を中心とする外国人客が占めているという。
内観は、渋谷のストリートカルチャーと築古ならではのビンテージ感を融合させたデザインとする一方、運営面では同社の宿泊管理システム「suitebook」を基盤にした、AX(AIトランスフォーメーション)運営で効率化を図っている。館内にスタッフは常駐せず、遠隔でサポートをおこなう。有人対応が必要な場合は、スクイーズが運営する近隣ホテルからスタッフを派遣する体制とした。これにより、小規模であっても高い収益性を実現するモデルを実証する。
渋谷のストリートカルチャーと築古のビンテージ感を融合させたデザインの客室(提供:スクイーズ)
なお、ジンナンバレーはホテルのほか、1階にバーを併設したサッカー用品ショップ、2~3階にシェアオフィス、4階にはホテル感覚で居住可能なライフスタイルオフィスを展開。スクイーズは、居住が可能なライフスタイルオフィスの居室部分に関する企画にも関わった。
リアルゲイトとの協業モデルは「SHIFT HOTEL」ブランドとして、現在までに渋谷・幡ヶ谷と本ホテルの2拠点。両社の提携では、2027年までに計4拠点・約50室の開業を計画しており、今後は港区の東麻布や田町での開業を予定している。

