カーニバル、アジアのクルーズ事業の飛躍的成長を予測 -プリンセスは中国、シンガポールにも進出

カーニバル・コーポレーション最高執行責任者であるアラン B.バクルー氏は2014年以降、アジアのクルーズ事業が飛躍的に成長するとの展望を示した。カーニバル・コーポレーションのアジアの市場シェアは、過去2年で倍増。今後10年間で、成長率は2ケタになる見込みだという。

現在、カーニバル・コーポレーションはアジアで7ブランドのクルーズを運航。このうち、プリンセス・クルーズとコスタ・クルーズではアジアを母港に合計5隻を配船している。さらにアジアにおける事業拡大を計画し、100名以上の雇用も予定。アジア太平洋での主要マーケットを日本、中国、韓国、香港、台湾、シンガポールとしつつ、成長機会のあるその他の市場もあるとする。

特に、中国とシンガポールには2014年にプリンセス・クルーズが進出。中国では上海、北京、天津、広州、成都の5都市にオフィスを開設し、2014年5月にサファイア・プリンセスを配船して、4ヶ月間で7万人の顧客獲得を目指す。上海発着のクルーズでは、中国人向けのサービスを強化する。

シンガポールには2014年から2015年の4か月間、サファイア・プリンセスを配船。約4万人の利用を見込んでおり、シンガポール市場におけるプレミアム客船による最大規模の展開となる予定だ。

なお、カーニバル・コーポレーションでは現在、全世界において傘下の10のクルーズ・ブランドで101隻・ベッド数20万8000を運航。さらに2014年春~2016年秋までに、8隻の客船を追加する計画を発表している。


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