台湾、日本と同じ「駅名」で観光プロモーションを開始、日台交流400万人を目指す

台湾観光局は「台日同名駅観光プロモーション」を開始する。これは、台湾鉄路管理局や台湾観光協会、日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)と共同し、日本/台湾の双方の旅行者増加、日台交流拡大を目指して行われるもので、「同じだけど違う。違うけど同じ。台湾と日本に会いに行こう!」というキャッチコピーのもと、両国で展開される。

台湾観光局によると、日本と台湾には32の同じ名前の鉄道駅が存在。プロモーションは、対照的な日台の風景をあしらったデザインで日本語と中国語の二つのバージョンで、様々なプログラムを展開する。両国観光関連団体が一体となって、訪日旅行者、訪台旅行者増加に向けたアクションのひとつとして積極的にプロモーションが展開される予定だ。

台北駐日経済文化代表處の沈斯淳大使

日本/台湾の間では観光関連の友好提携が多くおこなわれており、昨年は「台北101と東京スカイツリー」、「台湾の松山駅とJR四国の松山駅」など、形状や名称の類似を理由とするものが多い。2014年2月には、両国のアイコンともなる「玉山(台湾)と富士山(日本)」の間で友好山提携が締結された。こうしたことから、「同じだけど違う。違うけど同じ。」というコンセプトで生活の身近になる「鉄道駅」をテーマに据えて親近感を増す狙いだ。


台湾観光局の張錫聰副局長

2013年の両国間の交流人数は約376万人。台湾から日本を訪れる旅行者は過去最高の約234万人、日本から台湾を訪れた旅行者は約142万人だった。このほど開催されたプロモーション発表の記者会見で、台湾観光局の張錫聰副局長は「交流は良好」として、今回の同名駅のプロモーションでより両国の距離が縮まり、新たな交流が生まれることに期待感を示した。また、台北駐日経済文化代表處の沈斯淳大使は両国の国民がお互いに親近感をもっていることから「400万人台を突破することが期待できる」と語った。

会見に出席した日本観光振興協会の美並陽一理事長は、今回のプロモーションが、昨年三重で開催された日台観光サミットで決定した方針に沿ったものであることに触れた。サミットで確認された事項は、日台相互交流人口を400万人の目標とすることと日本/台湾両国の同じ趣味・嗜好、地名を活用した交流事業を行うことの2点だ。美並氏は、こうしたプロモーションなどの積み重ねで400万人を達成したい意気込みを語った。

なお、同日には新しい観光親善大使に東儀秀樹さんを任命することを発表。日台の観光関係者は、相互交流に向けた積極的な活動を行っていく方針だ。

▼キックオフ企画は「32駅の同名さん募集企画」

キックオフ記念企画としては「32駅の同盟さん募集企画」を実施する。日台の同名32駅と同じ名前の人物を募集。各駅名の応募者の中から抽選で1名づつ合計32名に駅長体験ができる台湾旅行に招待するものだ。応募期間は2014年3月11日から9月末。

トラベルボイス編集部:山岡薫

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