楽天と横浜市が観光客誘致で共同事業、外国人社員が発掘した観光紹介や無料通信アプリ「Viber」活用など

楽天は2014年8月25日~2015年3月31日まで、楽天トラベルで横浜市と観光客誘致の共同事業を実施する。アジアを中心とする訪日外国人旅行者と、国内の観光客の誘致が目的。楽天が、多言語展開でインバウンド誘致に取り組む自治体連携は、今回が初めて。

インバウンド誘致では、楽天の外国人社員が発掘した観光資源を楽天トラベルの特集ページで紹介。楽天グループの海外サービスサイトやSNSなどで露出し、誘客促進を図る。例えばウェブプロモーションでは、グルメをテーマに4言語(英語・中国語簡体字・繁体字・韓国語)、ショッピングをテーマに5言語(4言語+タイ語)で展開する。

また、市内の宿泊施設に海外旅行者向け宿泊プランの設置を促し、横浜市での滞在客増加に繋げる。同時に市内宿泊施設には、訪日外国人受け入れのためのセミナーを行なうほか、ウェブサイト上でノウハウの動画を共有。通訳・翻訳サービスを拡充するなど、受け入れ体制もサポートする。

一方、国内の観光客誘致では、国内のエリアプロモーションページでテーマ別のウェブプロモーションを実施。女性向けには「秋の横浜ロケ地めぐり」をテーマに、ショッピングやグルメ情報も紹介。レディース宿泊プランや4580(ヨコハマ)宿泊プランも設定する。カップル向けには「夜景」をテーマに、人気のバー巡りなど横浜の夜を楽しめる情報を発信し、特別宿泊プランの販売も行なう。

さらに、楽天グループの無料通信・メッセージアプリ「Viber」と連携。公式アカウントを作成し、モバイルユーザー向けにメッセージ配信で横浜への訪問を促す。また、市内数か所にQRコード付きのポスターを設置し、実際に訪れた人だけが公式キャラクター「カシス」の特別バージョンをダウンロードできるようにする仕掛けも用意する。

(トラベルボイス編集部)

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