エミレーツ航空、機内Wi-Fi接続を将来的に完全無料化、利用者は3年間で50万人超の予測

エミレーツ航空(EK)は、機内でインターネット環境を可能とする同社のWi-Fi接続サービスについて、今後の展望を明らかにした。それによると、現在A380(53機)とボーイング777(28機)で提供しているWi-Fiサービスの利用状況は2014年10月時点で一日平均3500名。この需要は今後急速に増加し続け、3年間で50万人以上の利用が見込まれると予測する。また、現在は初期10メガバイト以上の利用は有料としている課金体系を将来的には完全無料化し、さらに品質の良い接続環境を提供したいとするビジョンも明らかにした。

乗客の利用内容をみると、「フェイスブック(Facebook)」や「グーグル(Google)」などの閲覧や「スカイプ(Skype)」「ワッツアップ(WhatsApp)」「BBM(ブラックベリーのスマホで利用できる機能)」を介したチャットなどが多かった。10月の実績では、1回のフライトにおける1人当たりの利用容量は平均約30メガバイトで、最高では8000メガバイト。最低限の利用であれば無料で可能だが、有料で利用した乗客も多いことを示唆する結果となった。ラマダン明けの休暇合わせた無料接続のプロモーション実施時には乗客数が倍増した実績も公開している。

現在同社では、年間で2000万ドル以上をWi-Fi接続サービスのシステム強化に充て、コストの問題ほか速度や帯域幅といった技術的な面でも課題解決を急いでいる。同社のティム・クラーク社長は、将来的には無料のWi-Fiサービスが航空業界の標準として定着し、現状の軽食提供や音楽・映画などのエンターテインメントサービスのような位置づけになっていくだろうと示唆している。

(トラベルボイス編集部)

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