シェアリングサービスを利用したい人は約2割弱、求めるのは安全性を高める「認証制度」-ジャストシステム調べ

ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用し、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に住む20~40代の男女551名に対し、『シェアリングエコノミーに関する調査』を実施した。それによると、「Airbnb」や「CaFoRe」といった個人の自宅や自動車などをシェアするサービスを、「今後、提供する側として利用したい」と回答した人は17.1%に。男女別で見てみると、男性が14.3%に対し、女性は21.6%で、女性のほうが提供する意欲が高いことがわかった。また、「今後、借りる側として利用したい」と回答した男性は12.2%、女性は16.7%で、こちらも女性が男性を上回まった。

また、これまでに家や自動車などを貸し出したことがある人に、今後のサービス拡大に向けて期待することを聞いたところ、「信頼性・安全性を高める認証制度」(51.7%)が最も多く、続いて「サービスの認知度アップ」(44.8%)、「企業や自治体からのサポート」(41.4%)と続いた。一方、シェアリングサービスを「今後、利用したいと思わない」人の理由でも、「信用できる相手かわからないから」(60.6%)、「個人的な取り引きは面倒だから」(53.7%)が上位にあがっており、シェアリングサービス拡大のためには、認証制度の整備など提供者、利用者の双方の信頼性を保証する仕組みが求められていることが分かった。

フリートークや起業相談、イラスト制作など個人の知識やスキル、時間の売り買いが行える「TimeTicket」や「coconara」といったシェアリングサービスについては、「今後、提供する側で利用したい」と回答した割合は、男性が9.4%、女性が15.5%。性別・年代別で見てみると、20代女性が22.5%、30代女性が19.7%と他の性別や年代に比べて格段に高くなった。

月額制でファッションアイテムをレンタルできるシェリングサービスについては、性別・年代別で見た場合に20代女性の利用率が最も高かったものの、「洋服の月額制シェアリング(例:airClosetなど)」は10.4%、「ブランドバッグの月額制シェアリング(例:Laxusなど)」も10.4%にとどまった。しかし、ファッションアイテムのシェリングサービスを利用したことがない人でも、利用意向については、20代女性の39.4%、30代女性の36.7%、40代女性の25.0%が「利用したい」と回答した。

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