アリアンツが旅行分野で保険販売強化へ、パッケージ旅行でキャンセル補償する新商品を展開

ドイツ拠点の保険会社アリアンツ・グループ傘下のチケットガード少額短期保険は、2015年5月から「旅行キャンセル費用補償保険」の提供を開始した。キャンセル保険とは、急な病気やけが・家族の入院などが発生したときにキャンセル費用を補償するもの。これまで、同社はコンサートのチケットや航空券などの単品での同型保険を展開してきたが、パッケージ旅行などの募集型企画旅行にも範囲を広げた。

同社は、2014年2月に日本の航空業界初の試みとしてLCCピーチ・アビエーションとともに、航空券のキャンセル費用を補償する「旅行キャンセル費用補償保険(搭乗等)」を販売してきた。これは、航空券単体のキャンセル料を補償する商品だったが、「旅行キャンセル費用補償保険」は飛行機、列車、バスなどの交通機関と宿泊がセットになった旅行会社が販売する募集型企画旅行に対応するもの。補償プランは、旅行代金の 50%/100%と2つのプランから選べるようになっている。

この保険を旅行会社などの観光産業向けに営業する営業開発部部長の下野ラファエル氏によると、現在、パートナー提携が順調にスタートしているところ。特に、旅行のオンライン販売における動線で旅行商品の購入と同時に旅行者が保険を購入できるシステムを開発することを勧めている。同社は、旅行商品の購入と同時にキャンセル保険を販売することで、旅行者の申込み後のキャンセルに対する不安を取除く一助になるとして旅行産業とともに販売を促進していく考えだ。

急な病気などによるキャンセルへの不安は、リアルな販売現場である旅行会社店頭でも同様。シニア層・子どもの急な病気など健康不安などで申し込みを躊躇する旅行者に、旅行会社スタッフがキャンセル保険を紹介することで申込みの後押しになることに期待する。

「旅行キャンセル費用補償保険」の引受け保険会社はチケットガード少額短期保険、取扱い代理店は親会社となるアリアンツ・グローバルアシスタンス・ジャパンが務める。ドイツ拠点のアリアンツ・グループは、世界70か国以上で自動車や旅行関連の保険商品を展開する保険大手企業。日本で契約企業のサポート・業務支援を行うアリアンツ・グローバルアシスタンス・ジャパンは、これまで自動車産業を中心にしたビジネス展開だったが、今後は旅行分野に注力する方針だという。

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