世界の有給休暇2015、日本は取得率60%でワースト2位、「家事よりも旅行」にシフト傾向も ―エクスペディア調べ

エクスペディアは毎年恒例となる有給休暇・国際比較調査を発表した。それによると、有休取得率の世界ワースト3は昨年と同じ顔ぶれで、1位が韓国(40%、前年48%)、2位が日本(60%、前年50%)、3位がアメリカ(73%、前年74%)だった。

日本は昨年よりも10ポイント改善。また、2013まで最下位だったが、2014年から継続して韓国にその座を譲る結果となっている。

一方、ブラジル、フランス、スペイン、オーストリアは昨年に引き続き休暇取得率は100%だった。各国の有給休暇取得状況は以下のとおり。

エクスぺディア:報道資料より

今年は有休の使い道トップ2が「旅行」に

日本人の有休の使い道では、昨年同様「複数回に分けて短い旅行に行く」(58%、前年56%)が最多。2位は「長期旅行をする」(14.8%、前年11%)、3位「家の掃除や家事をする」(11.1%、前年18%)。昨年と比較すると2位と3位の順位が入れ替わり、「家事よりも旅行」を優先する傾向をうかがえる結果となった。

ただし、他国では複数回の短期旅行よりも長期旅行を好む傾向が強く、日本での長期旅行の割合は世界で最も低かったという。


日本人は「有休日数をそもそも知らない」「休むことが後ろめたい」傾向が顕著

なお、日本人は「自分の有休支給日数を知らない」割合が53%と世界で最多。2位韓国(23%)以下と大きな差が開く結果となった。韓国やアメリカなど、有給消化率が低い国ほど、有休支給日数そのものにも無頓着である傾向も明らかになっている。

「自分の有休支給日数を知らない」割合の国際比較は以下のとおり。

エクスぺディア:報道資料より

さらに、日本人は「有休をとる際に"罪悪感がある"」と感じる人が約18%で、これも世界最多。次いでアメリカ(10%)、インド(10%)、韓国(10%)となった。日本人が「後ろめたい」と思う理由のトップは「人材不足」。次いで「お金がない」、「自営業で時間がない」が挙げられている。

今回の調査は、世界26ヶ国、18歳以上の有職者男女9273名から回答を得たもの。対象となった国は日本、インド、アラブ首長国連邦、オーストラリア、韓国、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、ニュージーランド、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイルランド、オランダ、フィンランド。

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