成田空港に航空17社対応の自動チェックイン機が116台、搭乗券発行から荷物タグの印字まで自動化へ -スターアライアンス

スターアライアンスは成田空港第1ターミナル南ウイングで、新しいチェックインコンセプトを導入し、エリアのレイアウトを変更した。新しいシステムでは、116台の共用の自動チェックイン機を設置し、第1ターミナルに就航する加盟航空会社17社のチェックインに対応。搭乗券の発行から荷物タグの印字まで行ない、自動化を推進する。

手荷物を預ける場合は荷物タグを印字した後、特別手荷物預かりカウンターで預け入れる流れとなる。現在、荷物タグの印字に対応しているのは3社だが、7月中旬までには残り14社でも利用可能となる。

一方、フルサービスのチェックインデスクで対応するのは、ファーストクラス、ビジネスクラス、スターアライアンスゴールド会員と、追加のサポートを希望するエコノミークラスの利用者となる。

今回の変更は、既に新チェックインコンセプトを開始している英国ロンドン・ヒースロー空港第2ターミナルでのプロジェクトの実績に基づくもの。成田空港に加え、ブラジル・サンパウロのグアルーリョス空港と、米国ロサンゼルスのトムブラッドリー国際ターミナルでも同様の変更を行なった。

さらに先ごろ開催された社長会では、空港外のセルフサービスチェックインや空港でのファスト・バッグドロップ技術、荷物のセルフタグ付け、渡航書類認証の自動化など、空港旅客サービスにおけるプロセスの標準化を推進することに合意した。実現すると、旅客サービスの円滑化のみならず、インフラや運用コストの削減にも繋がるとしている。

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