宿泊施設ロビーでタビナカ販売をシームレスに、リンクティビティが開発したキオスク端末の強みと、その効果を導入ホテルに聞いてきた(PR)

BtoBチケット販売管理プラットフォームのリンクティビティは、タビナカの交通や観光チケットを販売できるキオスク端末「Triplabo Kiosk(トリップラボ・キオスク)」を開発した。ホテルや観光案内所でタビナカの個人旅行者、特に訪日外国人旅行者の利用を見込んでいる。

従来、BtoBを中心に、オンライン上でのタビナカ流通のソリューションを展開してきたリンクティビティが、旅行者との物理的なタッチポイントとなる販売端末を開発したのはなぜか。同社と2025年10月に第1号機を導入したアパートメントホテル「MIMARU東京 浅草STATION」に、訪日外国人旅行者のタビナカにおける交通・観光手配の実情から端末の導入を決めた理由・効果を聞いてきた。

インバウンドニーズに応えるTriplabo Kioskとは

Triplabo Kioskは、大型タッチ画面を備えた多言語対応(中国語:簡体字・繁体字、英語、韓国語、日本語)端末だ。ホテルのロビーなどのパブリックスペースに設置し、宿泊者が24時間いつでも自ら操作して商品を購入できるように設計した。現在は、タクシー手配、Suica(Welcome Suica Card)購入、人気観光施設や周遊パスのチケット購入、空港リムジンバスの予約・購入の4つのサービスを提供。いずれも、宿泊者のニーズが高い商品を揃えた。

リンクティビティ新規事業開発部の岡浩司氏は「日本人が海外旅行で感じる課題は、訪日する旅行者も同じという考えから開発に至った」と話す。

同社はこれまで、主要事業であるBtoBチケット販売管理のプラットフォームとして、OTAなどを通じたタビマエでの販売支援で実績を積み上げてきた。しかし、岡氏は「それだけで訪日外国人旅行者の課題に対応するには、限界がある。例えば、その日の天気や状況に応じて観光を選ぶ間際需要には応えられていなかった」とし、タビナカでの販売強化に乗り出した背景を説明した。

また、宿泊施設の業務改善を支援する狙いもあった。これまで、宿泊者からタビナカの手配を依頼された際、宿泊施設のスタッフはデジタルチケットをアナログ的な方法で販売していた。リンクティビティのサービスからチケットを電子発行し、QRコード(二次元コード)を宿泊者のスマホに送信したり、印刷して手渡したりするなどだ。岡氏は「宿泊施設にも宿泊者にもベストな着地として、Triplabo Kioskを開発した」と話す。

Triplabo Kioskの本体は、幅が57センチ、高さは188センチ。大人の目線の高さに画面があり、存在感がある。岡氏は「UIを考えて端末とタッチ画面を大きくした。とにかく、その存在を知ってもらうことを重視した」と明かす。初めて使う人が多い端末であるため、誰もが簡単に、直感的に利用できる操作性にもこだわったという。

ホテルのパブリックスペースに置き、宿泊者が自由に商品を選んで購入できる

「MIMARU東京 浅草STATION」が導入を決めた背景

MIMARU東京 浅草STATIONは、Triplabo Kioskの第1号機を導入した。ホテルマネージャーのハリス・ジェフリー氏は、その理由に「宿泊者の利便性向上」をあげた。

同ホテルは、東京メトロや都営地下鉄の浅草駅から徒歩1分の位置にあるアパートメントホテルだ。4人から最大8人が宿泊できる客室を用意しており、全室にキッチンとダイニングエリアを備えている。全スタッフが日・英の二カ国語を話し、さらに第三言語まで対応可能なスタッフも多い。このため、宿泊者の9割以上が訪日インバウンドのファミリーで、特に10代前半までの子ども連れが多いという。

2021年4月の開業以降、訪日旅行の急速な回復に合わせて、MIMARU東京 浅草STATIONでも宿泊者が急増。宿泊者の問い合わせも増えてきた。ハリス氏によると、同ホテルの宿泊者は初めて訪日する旅行者が多いことから、フロントへの問い合わせには移動や観光に関する基本的な内容も多いという。

同ホテルでは、その宿泊者の利便性の向上を期待して、Triplabo Kioskを導入した。同端末でタクシーの配車やチケット購入ができることを案内さえすれば、あとは宿泊者が自ら自由に対応できる。対面サービスを重視する同ホテルにとっても、Triplabo Kioskなら安心して宿泊者に案内できると判断した。その結果、宿泊者は時間を気にせず、情報を調べられるようになった。ホテル側もスタッフが他のサービスに注力できるようになり、より多くの宿泊者への対応が可能になったという。

MIMARU東京 浅草STATION ホテルマネージャー ハリス・ジェフリー氏

訪日旅行の満足度向上にも貢献

利用する宿泊者にも好評だ。その理由を、ハリス氏は訪日外国人旅行者のタビナカの実態とともに説明した。

例えば、訪日外国人旅行者が電車やバスを利用する際、交通系ICカードの利用が便利だ。JRのSuicaは成田や羽田の両空港駅で販売しているが、訪日外国人旅行者が空港到着後、送迎サービスやリムジンバスを利用してホテルに向かうケースは少なくない。空港で入手できなかった場合、同ホテルの宿泊者がSuicaを購入するには、ホテルから2キロほど離れたJR上野駅まで、家族全員で行く必要があった。

ハリス氏は「以前は、フロントでスタッフが駅で購入する手順を説明した。その後、お客様がスムーズに購入できたか心配だったが、Triplabo Kioskがあれば、宿泊者が自らホテル内で安心して購入できる。万が一、不明点があっても、スタッフがすぐにサポートできる」と話し、ホテル側の業務負担の軽減はもちろん、宿泊者の安心や満足度の向上にもつながっていることに手応えを示した。

ちなみに、Triplabo Kioskでの購入手順は、トップ画面でSuica購入を選び、必要枚数をセットして購入ボタンを押すだけ。各種クレジットカードやQRコードなどのキャッシュレス決済が可能だ。その場で購入した枚数のSuicaカードが出力される。

ホテルにいながら、しかも簡単な操作・数ステップでWelcome Suica Cardを購入できるまた、訪日外国人旅行者のニーズの高いタクシーについては、タクシー配車アプリ「GO」と連携。アプリをダウンロードしなくても、端末のブラウザ上で手配から決済まで完了する仕組みを整えている。

具体的には、行き先を検索して選ぶと、経路とともに見積料金が表示されるので、各種キャッシュレス決済で事前支払いをする。同時に、端末側ではタクシーを呼び出し、タクシーの車両番号が表示されたレシート(紙)を発行。利用者はレシートを持ってホテルの玄関で到着を待つという流れだ。利用者はレシートに印刷されたQRコードから、配車依頼の内容をスマホで確認できる。帰りのタクシーが必要な場合も、レシートに印刷されたQRコードからホテル行きのタクシーの手配が可能だ。

このほか、空港リムジンバスについては、希望の出発地点から羽田空港あるいは成田空港行きのチケット商品をタッチして予約。観光施設チケットや交通パスも、リンクティビティで販売する商品が画面に表示される。選択した商品のQRコードを読み取り、リンクティビティのウェブサイトから購入する流れだ。同ホテルの客室からは東京スカイツリーが望めるため、宿泊中に展望チケットを購入する宿泊者が多いようだ。

トップ画面。希望するサービスを選んだあとは、画面の誘導に従い購入まで進むことができる

ホテルや地域の強みをいかす使い方も

Triplabo Kioskの導入に不安はなかったのか?

ハリス氏は「全く負担はなかった」と振り返る。リンクティビティの担当者が来館し、Wi-Fi環境や設置可能な場所を確認。基本セットアップした端末を設置すれば、中身のアップデートなどは遠隔操作でおこなう。スタッフ教育も特別必要なく、マニュアル配布のみで「設置するだけ」だった。逆にいうと「それだけ簡単に使えるもの」(岡氏)なのだ。

この利便性を踏まえ、ハリス氏は「宿泊施設のチケットだけでなく、ツアーなどの販売やレストランの予約などもできると、さらに業務負担の軽減につながるし、宿泊者にも喜ばれると思う」と、期待を込めて提案する。

岡氏も「ニーズに合わせて、サービスを強化していきたい」と意欲を示す。見据えるのは、ホテルや周辺地域に合わせた、よりローカライズした情報や商品の発信だ。

特に、Triplabo Kioskは大型画面であることから「発券機としての機能に加えて、サイネージとしての活用の可能性も広がる」とのアイデアもある。例えば、館内サービスの案内はもちろん、近隣事業者のスポット広告などでの利用も可能だという。

こうした機能と拡張性を備えた端末ながら、導入のハードルは極めて低い。月額のレンタル制で、リンクティビティは端末の販売実績に応じた手数料を導入施設に支払う。月額レンタル料と販売手数料との相殺で「収益を生むDX」という実利的な設計も、導入を後押しする大きな要因となっている。

さらに、訪日外国人旅行者が集まる観光案内所や観光施設などでの設置も視野に入れる。リンクティビティとの販売契約があれば、事業のカテゴリは問わない。「可能性は無限にある」と岡氏の期待は大きい。「ホテルのサービス向上と業務負担軽減に合わせて流通量が増えれば、ホテルをはじめとする観光事業者、旅行者、リンクティビティにとってWin-Win(ウィンウィン)になる」と展望した。

ホテルや観光施設が簡単に訪日外国人旅行者向けにタビナカ販売ができる「Triplabo Kiosk」の仕組み広告:リンクティビティ(Linktivity)

対象サービス:ホテル向けセルフサービスキオスク端末「Triplabo Kiosk」

※QRコードは、デンソーウェーブの登録商標です

問い合わせ:info@linktivity.co.jp

記事:トラベルボイス企画部

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