HIS、クーポンアプリを拡充でプッシュ配信を開始、異業種連携コンソーシアムの活動の一環で

エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は2016年7月20日より「H.I.S.クーポンアプリ」を拡充し、旅行者のニーズに合わせた情報のプッシュ配信を開始する。空港のカウンターや駅、観光案内所などで顧客の属性や需要に合わせて情報配信をできるようにするもの。 今後、自治体と連携して観光施設への送客強化などにつなげていく。

今回のサービスでは、アプリ開発を手掛けるタメコ社の「生活者導線測量技術」を活用。これにより、アプリ利用者は、集客を望む団体や施設がこれまでパンフレットとして配布していた情報を、動画やデジタル版クーポンと受信できるようになる。 

今回の取り組みは、全国の地方自治体と連携した訪日外国人向けのプロモーションを狙う複数企業による「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」の活動の一環だ。会員企業各社の強みを生かし、「観光パンフレット電子化」、「観光動画配信サービス」、「ゲームアプリを通じた観光地への送客」といった分科会を設置。「タビマエ(PR)」「タビナカ(コンテンツ)」「タビアト(分析)」のサイクルで地域活性化をサポートしていく。このビジネスサイクルのイメージは以下のとおり。

HIS:報道資料より

同コンソーシアムの会員企業は2016年7月1日現在で23社。例えば路線検索ソフト「駅すぱあと」を開発したヴァル研究所、カード決済事業のオリエントコーポレーション、旅行代理店のパンフレット制作の地方創発系各社、政府系広告を扱う国連社などが新たに加盟。2016年7月21日には各分科会による合同説明会が開催される予定だ。

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