「ポケモンGO」開始後2週間の消費動向、リアル消費をしたのは約2割 -インテージ

市場調査会社・インテージは自主企画調査で、位置情報スマホゲーム「ポケモンGO」による行動変化やゲームスポットの集客力についての検証を行なった。

これによると、ポケモンGOを楽しむために行なった行動では、「家族や友人とポケモンGOについて話した」「いつもより遠回りして歩いた」「普段行かない場所に出かけた」などが上位に。ゲームが話題になったり、ゲームをきっかけに移動行動に変化があったとする。ポケモンGOとローンチパートナーシップを締結した「マクドナルド店舗に行った」人は19.4%で、その他ショッピングモールやスーパーマーケットに行ったとの回答も見られた。

発表資料より

また、「実際に人を動かし、特定の場所に集める力」を探るため、ポケモンGOの聖地の一つといわれる名古屋市の鶴舞公園を対象に同社のツールを用いて調査。鶴舞公園の周辺1キロ四方の滞在者数を配信前の土曜日(7月9日・16日)と配信翌日の土曜日(7月23日)を比較した。

すると、配信後は昼過ぎから夜間の客数が増加し、18時台には平常時を2500人上回り、23時台になっても2000人前後が増加した。インテージでは、増分すべてがポケモンGOのプレイヤーとは言えないとしつつ、この数値の大半を占めていたことは想像に難くないとしている。

発表資料より

滞在者の居住地分布では、配信前(7月9日・16日)の18時台の構成比は地元2区(昭和区・中区)が全体の65%だが、配信翌日(7月23日)は54%に縮小し、名古屋市周辺区や名古屋市以外からの流入者がそれぞれ5、6%増加した。夜間の22時台になると、周辺区や名古屋市以外からの流入者の構成比がほぼ倍近くに増加しており、地域外から集客する吸引力が明らかに上昇しているとしている。

ポケモンGOが誘発した消費行動

ゲーム利用者の消費傾向だが、アプリ内課金については利用経験者の90.5%が無料のままゲームを利用。アプリ内課金以外の消費については、ポケモンGOを楽しむために行った場所や活動中に購入した商品・サービスを確認し、それを踏まえた上で金額を聴衆して調べた。リアル社会でお金を使ったと回答したのは21.4%で、上位に挙がったのは飲食代やモバイルバッテリー、交通費など。1人当たりの平均利用金額は4016円だった。

内訳は「コンビニ、スーパー、家電量販店などの小売店」が2048円、「レストランやファーストフード店などの飲食店」が965円、「交通機関・宿泊施設・有料Wifi」などの「その他のサービス」が1003円。インテージでは、調査時点でのポケモン利用経験者・約1200万人(推計)であることを踏まえ、配信開始約2週間で103億円程度の関連消費を生み出したとする。

ただし、一人当たりの平均利用額やその内訳をみると、交通費は2.9%、宿泊費は0.3%。現時点でポケモンGOが高額な交通費が必要になる遠出や宿泊を伴う移動を誘発するまでには至っていないことも明らかになった。

発表資料より

調査は2016年8月3日~8月6日まで、インテージのモニターのうちポケモンGO利用経験のある16歳~69歳の男女を対象に実施。サンプル数は1335で、スマホ人口構成比にあわせてウェイトバック集計を行なった。

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