KNT-CT決算、連結売上は965億円、個人旅行は営業損失9億円計上 -2016年4~6月期

KNT-CTホールディングスは2017年3月期第1四半期連結決算(2016年4月1日~6月30日)を発表した。それによると、売上高は964億6400万円で、営業損失1300万円、経常利益5200万円、四半期純損失は2億7500万円だった。決算期の変更のため、前期比増減率の記載はなかった。

おもなセグメント別にみると、個人旅行事業は連結売上高506億7400万円、連結営業損失9億700万円。近畿日本ツーリスト個人旅行は名古屋駅前に完全予約制店舗「大名古屋ビルヂングプレミアム旅行サロン」を開設したほか、来店客のニーズに合わせたモデルコースを提供する検索システム「Qティ」の利用などを展開。ネット予約サービス「e宿」でも当面の目標とする契約施設1万軒を突破した。クラブツーリズムも「テーマ型商品」の強化を進めきめ細かい商品造成を実施し、他社との差別化を推進。訪日旅行は熊本地震などの影響で伸びがやや鈍化ししたものの「訪日FITセンター」を拠点に需要獲得に努めた。

団体旅行事業は、連結売上高288億3500万円、連結営業利益8億5700万円だった。近畿日本ツーリストが自治体や企業・教育機関への提案型営業や伊勢志摩サミット関連輸送、MICE事業に注力したほか、ハワイや台湾でのイベント事業も好評を得た。同時に、社員提案による新規事業創出の取り組みも昨年より進行中だ。

2017年3月期の連結業績予想(2016年4月1日~2017年3月31日)については、売上高4318億円、営業利益40億円、経常利益42億円、当期純利益22億円で修正はなかった。

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