ホテル・旅館の高稼働率に一服感、外国人宿泊者数は伸び率鈍化も1割増に ―宿泊旅行統計(2017年1月)

観光庁が発表した2017年1月(第2次速報)の宿泊旅行統計調査によると、延べ宿泊数は前年比0.8%増の3610万人泊となった。この数字は、2007年の調査開始以来、1月として過去最高を示すもの。このうち日本人は前年比0.5%減の2990万人泊、外国人は8.0%増の620万人泊だった。

一方、2017年2月(第1次速報)は、全体が2.6%減の3585万人泊、日本人が2.2%減の3002万人泊、外国人が4.5%減の583万人泊。いずれもマイナス遷移となっている。

外国人宿泊者数の伸び率を宿泊地別で見ると、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)で9.6%増の341万人泊に対し、地方部では6.0%増の279万人泊。2015年1月から2016年1月までの地方の伸びが64.9%増を示した状況と比較すると、伸びは鈍化している。

客室稼働率は全体で52.4%。80%を超えた施設は大阪のみに集中しており、リゾートホテルで85.0%、シティホテルで82.1%。そのほか、ビジネスホテルや旅館、簡易宿所も全国で最高値を記録。大阪全体では76.2%となった。

都道府県別の客室稼働率の状況は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

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