【図解】旅行会社トップ5社の2017年2月、海外旅行はHISが1位に、国内は楽天がプラス遷移で継続 ―観光庁(速報)

観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況速報(2017年2月分)によると、2月の総取扱額は前年比1.3%減の4087億5538万円。海外旅行は同2.9%増の1650億6921万円、外国人旅行は同25.3%増の144億7782万円、国内旅行は同5.4%減の2292億834万円となった。

2017年2月の海外旅行の取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。2月は上位5社(H.I.S.グループ5社、JTBグループ15社、阪急交通社グループ3社、KNT-CTグループ8社、日本旅行)のうち、HISが前年比8.7%増の約329億円となり1位を獲得。代わって2位となったJTBを約11億円上回る結果となった。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。2月は上位5社(JTBグループ15社、日本旅行、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、楽天)のうち、楽天のみが前年比マイナスに。そのほか、先月2位にランクアップしたHISグループは日本旅行と拮抗しており、2月は再度3位となった。なお、外国人旅行は、日本の旅行会社によるインバウンド旅行を指している。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。2月は上位5社(JTBグループ15社、楽天、KNT-CTグループ8社、日本旅行、ANAセールス)のうち、楽天のみが5.0%増でプラス遷移。JTBは12.6%減で2ヵ月連続の2桁減となっている。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2017年2月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比5.4%減の1130億9598万円、取扱人数合計は8.7%減の277万6922人だった。

2月は海外、国内、外国人旅行とも前年比マイナスで遷移。海外旅行は取扱額が前年比3.4%減の449億894万円、取扱人数は3.0%減の27万4581人。外国人旅行は取扱額9.8%減の4億3320万円、取扱人数が0.6%減の3万452人。国内旅行の取扱額は6.7%減の677億5384万円、取扱人数は9.4%減の247万1889人となっている。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、海外旅行は、前年同月のテロの影響の反動で増加がみられた。外国人旅行は、冬季アジア札幌大会ほか、大型団体旅行が前年比大幅増に寄与。国内旅行は、前年同月の販売額が好調だったことの反動などにより、取扱額が前年割れになったとしている。

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