美しき舞妓の世界を動画で表現、日本文化を象徴する少女のプロ意識【旅に出たくなる動画シリーズ】

京都・祇園の舞妓さんや芸妓さんは、日本文化を象徴する美しさとして、外国人観光客はもとより日本人にも愛されています。しかし、お茶屋は一見さんお断りで、あまりに敷居が高く、一般観光客とっては祇園や先斗町を散策していて彼女たちに遭遇できればラッキーという存在でしょう。オーロラ鑑賞やホエールウォッチングのように偶然性に頼らざるを得ないのですが、それだけに旅先で出会うと感動してしまいます。

宮藤官九郎氏が脚本を書いたコメディ映画「舞妓Haaaan!!!」では、舞妓に憧れる主人公が、祇園で舞妓と野球拳をしたいという夢を叶えるために、お茶屋へのツテを画策するドタバタ劇が繰り広げられますが、この映画を見ても「日本の文化とは言え、やっぱり遠い世界の話だなあ」と感じてしまいます。

かといって、多くの人に楽しんでもらうために、もっと敷居を低くしたらどうかと言えば、それは話が違うと思います。間口を広げたことで、陳腐になったものはいっぱいあります。たとえば、外国人観光客向けのポリエステル製の似非着物だとか・・・。

今回紹介する動画は、そんな知られざる舞妓さんの世界をお茶屋「しげ森」のふく苗さんのインタビューを通して美しく表現しています。真っ白な白粉を板刷毛で塗り、真っ赤な紅をひく姿には、舞妓という子供ながら、芸妓とは違った色気とともに凛としたたくましさがあります。そこには、日本人の気質としてよく取り上げられる「道(どう)」、つまり「舞妓道」的なプロフェッショナリズムを感じてしまいます。

「自分の顔に描くというのもアートなので、きれいに描きたい」――ふく苗さんは化粧についてそう話し、少女から舞妓に変身します。

Beautiful Kyoto: Being a Maiko (featuring Fukunae-san)(Youtube:約6分)

トラベルジャーナリスト 山田友樹

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