AIやICT活用の観光渋滞対策へ、実装地域に鎌倉と京都を選定、交通需要の制御で課金など -国土交通省

国土交通省は8月に公募した「観光交通イノベーション地域」として、神奈川県鎌倉市と京都府京都市の2地域を選定した。

観光交通イノベーション地域とは、ICTやAI(人工知能)などの革新的技術の活用と、特定地域内を走行する自動車に課金するエリアプライシングを含む交通需要制御などで、エリア観光渋滞対策の実験・実装を図る地域のこと。両地域を選んだ理由として、地域の課題を含め、観光渋滞対策を行なうエリアの絞り込みが行なわれていることをあげ、地域の取り組みと連携することでICTやAIを活用した観光渋滞対策が期待できるとした。

また、両都市以外に、今後の取り組み方針や実験計画等の具体化に向けた検討地域として、長野県軽井沢町と兵庫県神戸市を選定した。

なお、観光交通イノベーション地域では2017年秋以降、順次実験を実施。まずはETC2.0などの既存技術を活用した詳細分析を行ない、2018年度から新技術での実証を行なうとしている。観光交通イノベーション地域での観光渋滞対策のイメージは以下の通り。

国土交通省:発表資料

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