ANA、米国発で事前審査プログラムを開始、専用レーンで出国を可能に

(c) stock.foto

全日空(ANA)は、日本の航空会社として初めて米国国土安全保障省(DHS)の運輸保安局(TSA)が運営するTSA Pre✔(TSA事前審査プログラム)に参加する。このプログラムは、米国の加盟空港から出発する際、セキュリティチェックの迅速化と簡略化を図るプログラム。

プログラムに事前申請し承認を受けた対象者は米国空港出発時の保安検査の際、専用レーンの利用が可能となり、靴・ベルト・薄手のジャケットの着脱や、機内持ち込み手荷物に収納されたノートパソコン、液体物の取り出しも不要となる。また、TSA Pre✔の利用が認められた乗客が同伴する12歳以下の子供も対象となる。

プログラムの対象者は以下の通り。

1、TSA Pre✔有資格者(米国市民、米国永住権(グリーンカード)保持者のみ申請可能)

2、米国税関・国境取締局(CBP)が運営する事前審査プログラムの有資格者のうち以下に該当する乗客


- Global Entryプログラム有資格者
- NEXUSプログラム(CBPが実施する、米国・カナダ間の国境における出入国審査の迅速化を目的とした事前審査プログラム)の資格を有するカナダ市民、米国市民、米国永住権保持者
- SENTRIプログラム(CBPが実施する、メキシコから米国へ入国する際の入国審査の迅速化を目的とした事前審査プログラム)の資格を有する米国市民、米国永住権保持者

3、TSAプリチェック対象旅客に同伴する12歳以下の乗客

4、米国国防総省関係者

TSA Pre✔を利用するには、プログラムに事前申請し、5年間で$85を支払う必要がある。また、米国発のANA運航便を利用される際、予約時またはチェックイン時に必要な情報を登録することでこのプログラムを利用することも可能。

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