ルフトハンザ航空グループ、中国アリババ系の旅行サイトと協業へ、中国市場のミレニアル世代にデジタル販売を推進

ルフトハンザ・ドイツ航空の親会社であるドイチェ・ルフトハンザAG(ルフトハンザ・グループ)は、中国アリババグループの旅行予約サイト「フリギー(Fliggy)」と、戦略的パートナーシップ協定を締結した。フリギー内に公式旗店「Lufthansa.fliggy.com」を開設し、ルフトハンザの公式サイトと同一の価格、および特典で、傘下のルフトハンザ・ドイツ航空、オーストリア航空、スイスインターナショナルエアラインズのチケットを販売する。

現在、同グループではデジタルとイノベーションの要素で旅行体験をより魅力的にすることを目指しており、今回の取り組みはその一環。デジタルに精通した若い世代を惹きつけ、売上の拡大と、より便利で簡易な旅行予約の実現を図っていく。

中国国家観光局の発表によると、2016年度の中国人海外旅行者数の1億2200万人の大半が、インターネットとデジタルに精通する若い世代で占めている。また、フリギーのユーザーの88%が1985年以降に生まれたミレニアル世代であることから、同グループではフリギーを通してモバイルのアクティブユーザー5億人以上のトラフィックにリーチすることを期待する。今後も中国に焦点を定め、デジタルセールスを推進していく方針だ。


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