東北6県でムスリム客向け宿泊・観光プラン、精進料理やハラルディナーなど、復興庁プロジェクトでサービス環境整備へ

復興庁は、東北6県のプロジェクト参画ホテルで、ムスリム客向けの宿泊プランとFIT(個人旅行者)の観光プランを開始したことを発表した。東北6県にムスリム受入拠点の整備を推進し、観光客誘致を目指す「MUSLIM FRIENDLY TOHOKU」プロジェクトによるもの。ムスリムの訪日客が必要とするものを理解し、サービス環境を整備することで、東京~京都間のゴールデンルートに負けないムスリムフレンドリーな体験提供を拡充させていく。

宿泊プランでは8軒のホテル・旅館が参画しており、例えば、岩手県のホテル安比グランドでは、朝食付と超夕食付の宿泊プランを設定。東北の宿泊施設で初めてローカルハラル認証を取得した、館内の和食レストラン「七時雨」でハラル認証のもとに提供しており、ハラルビーフは和牛を使用。海産物や野菜も地元の素材で提供する。

一方、福島県の土湯温泉山水荘では、朝食はブッフェスタイル、夕食は海鮮を中心とする和食特別メニューを開発。地元のおいしい食材を食べてほしいとの思いから、例えばハラル処理をしていない食材でも、事前にゲストに了承を得た上で、福島の軍鶏を使ったソテーを提供するなど、個々のムスリム客にあわせたおもてなしを行なう。

東北観光プランでは、岩手県での1泊2日と宮城県の日帰りツアーを設定。岩手県のツアーでは仙台空港を出発し、世界遺産の平泉と猊鼻渓舟下りの観光と、ムスリム対応精進料理のランチやホテルでのハラルディナーを組み込んだ。料金は1人3万1000円~。

各宿泊プランや観光プランは、JTBのJAPANiCANやAIMATRIPなど、訪日外国人向け旅行サイトで販売されている。復興庁では今後も参画施設を拡大していく。

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