山形県の温泉旅館運営ミリオン(旧・萬国屋)が特別清算開始、負債総額は約31億6800万円、新会社が営業を継承

東京商工リサーチによると、山形県鶴岡市で温泉旅館を運営するミリオン(旧:萬国屋)が2019年4月8日に特別清算開始決定を受けた。負債総額は約31億6800万円。

同社は山形県庄内地域を代表する温泉旅館で、寛文年間の創業。1994年12月に多額の資金を投じた新館を開業し、1996年には売上高約36億1300万円を計上していた。しかし、その後は景気低迷の影響などで売り上げ維持に苦戦。多額の有利子負債を抱え慢性的な赤字と債務超過に陥っていた。

2019年2月には、第二会社方式による会社分割で「旅館古窯」に経営権を譲渡。新たに設立した萬国屋が営業と従業員を継承。旧・萬国屋は「ミリオン」に商号を変更し、今回の措置に至った。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…