南宮城地域のインバウンド経済効果が46億円、観光客数も2割増に -DMOが2018年度の活動実績を報告

宮城県南の4市9町における訪日外国人の観光収入増加を目指す宮城インバウンドDMOは、2018年度の活動実績を報告した。

これによると、宮城インバウンドDMOが直接誘客した訪日外国人の入込数は前年比26%増、宿泊数は21%増で、いずれも2割増を達成。これらをもとに試算した訪日外国人による誘客経済効果は46億円となり、旅行消費額は前年比8億円増加したと発表した。教育旅行が好調であるほか、各地の温泉地や蔵王キツネ村、竹駒神社・金蛇水神社、いちご狩りなどの観光も人気だという。

宮城インバウンドDMOではインバウンド誘客に向け、海外のみならず国内や地域に向けた活動も実施。対象国向けの(1)調査、(2)認知・訴求、(3)販売推奨のほか、国内地域向けに(4)機運醸成、(5)受入能力開発、(6)体験価値演出、の計6つの区分で事業を行なっている。

例えば2018年度における(1)認知・訴求では、対象国向けのインフルエンサーやメディア広告の媒体接触人数は935万人、台湾やタイ向けの動画制作・配信で閲覧数計206万人を達成。(6)体験価値演出では、外国人旅行者の満足度向上に資する滞在コンテンツとして、地域事業者とともに地域の素材や食を活かした11のメニュー開発を行なった。

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