ニューカレドニア観光局、「天国に一番近い島」をキャッチコピーにブランディング、多様な魅力を前面に訴求(PR)

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ニューカレドニア観光局はこのほど、エアカランと共同で大阪と東京で旅行業界向けのセミナーとワークショップを開催した。東京では記者会見も行い、あらためて定めたキャッチコピー「天国に一番近い島」に基づき、ニューカレドニアが「さまざまな天国」を体験できる島であることをアピールしていく方針を示した。

時差少なくアクセス良好、遠いイメージ払拭したい

記者会見には、ニューカレドニア観光局長のジャン=マルク・モスラン氏と日本支局長の小早川薫氏が出席。モスラン局長は冒頭で、「ニューカレドニアは日本との時差が2時間で、日本からは毎日直行便が運航されているため、“遠い”というイメージを払拭したい」などと語った。

ニューカレドニアと日本の間には、かつてニッケル鉱山での採掘を目的に、日本人が20世紀初頭に移住した歴史がある。このときに移住した日本人が、ニューカレドニアの農業や漁業の礎を築いたことから、現在でもニューカレドニアは世界有数の親日国として知られている。モスラン局長は、「ホテルだけでなく街中の至る所に日本語表記があり、日本人に対する優しさを肌で感じられる」と、島全体で日本人を歓迎する雰囲気があることを強調した。

ニューカレドニア観光局は、今年3月からキャッチコピーとして「天国に一番近い島」を設定。ニューカレドニアが舞台の同名の旅行記および映画にちなんだものだが、この旅行記や映画をリアルタイムで楽しんだのは40代以上の世代だ。小早川氏は「各種メディアでこのフレーズが使われ続けてきたため、若い世代にもニューカレドニアがポジティブに周知されている」と、あえて今このキャッチコピーに決定した理由を説明した。

ジャン=マルク・モスラン局長

ブランド定着を図りさらなるシェア向上へ

全世界からニューカレドニアを訪れる旅行者のうち最も多いのはフランス人で、そのシェアは31%に上る。2番目はオーストラリア人の19%、3番目が日本人の18%となっており、この3カ国だけで約70%を占めている。この中でも日本人の伸び率は39.3%と高いため、ニューカレドニア観光局では日本を重要市場と位置付けている。また、日本以外のアジア諸国のシェアはわずか2%と低く、モスラン局長は「日本人が特に歓迎されていることを体感できる数少ないデスティネーションだ」と力説した。

2019年上半期(1〜6月)の日本人旅行者数は、ほぼ前年並みの1万742人だったが、史上最長となった今年のゴールデンウィークでは、増便などの効果により前年同期比で約2倍の日本人旅行者が訪れた。

「天国に一番近い島」をキャッチコピーとするブランディングは今年3月から開始したばかり。ニューカレドニア観光局では、その効果はまだ渡航者数に反映されていないと見ている。それでも上半期には前年同期並の日本人が訪れたことをポジティブにとらえており、今後は、訪れた人が「グルメ天国」「ビーチ天国」「アクティビティ天国」など、「自分だけのさまざまな天国」を体感できる島としてアピールを続けていく考えだ。小早川氏は、「時間をかけてブランドの定着を図り、シェアがさらに高まるよう努力する」と意欲的に取り組む姿勢を見せている。

海だけではない多様性を打ち出す

ニューカレドニアというと、ビーチリゾートというイメージが強い。小早川氏は「海はもちろんキラーコンテンツだ」と前置きしたうえで、ニューカレドニア固有種の動植物が多いことや、フランス領としての町並み、原住民のメラネシア文化、日本から最も近いフランスとしての語学留学など、「ニューカレドニアの多様性をもっと前面に出す」プロモーションを展開する。

そのプロモーションの1つとして、世界各地で公募した旅人6人が、ニューカレドニアで10月29日〜11月8日の期間に冒険の旅を体験する「カレドニアン・ドリーム・シーズン2」を実施する。同企画は昨年も実施され、好評を得たことから2回目の実施が決定。日本代表の大学生・中尾大風さんを含む6人が旅する様子は、SNSなどを通じて発信する予定だ。

日本市場でターゲットとするセグメントは、ハネムーン、カップル、女子旅、ファミリー&シニアだ。大まかな内訳は、ハネムーン、カップル、女子旅がそれぞれ30%ずつで、ファミリー&シニアは10%程度。しかし、「最も伸びているセグメントはファミリー&シニア」(小早川氏)であることから、この層に対するアプローチにも注力する。

さらに、ニューカレドニア観光局は現在、さまざまなスポーツイベントにスポンサーとして協賛している。例えば、協賛したニューカレドニア国際マラソンにはプロランナーの川内優輝選手が出場して優勝したり、ラグビーのオーストラリア代表チームがラグビーW杯で日本に来る前のキャンプをニューカレドニアで行ったり、日本とのつながりが深いイベントも多い。トレイルランニングやダイビング、ゴルフなども合わせ、「ニューカレドニア全体でスポーツツーリズムに注力していく」(モスラン局長)ことも視野に入れている。

新政府の観光産業に関する今後の方針

ニューカレドニア政府は現在、観光業においてはサステイナブルなツーリズムを推進している。固有種が多いニューカレドニアの自然は世界的にも貴重で、観光局もその方針に沿って「観光によるダメージを最小限に抑えるような自然保護に積極的に取り組む」(モスラン局長)構えだ。その一方で、デスティネーションの価値を向上させるインフラの整備にも取り組んでいる。現在はヌメアに複合商業施設の建設が進行中であるほか、国際ブランドの大型ホテルの建設も進んでいるという。

B to Cの施策では、既存のチャネルを使うだけでなく、異業種のパートナーと手を組んでニューカレドニアを広く紹介していく考えだ。この点では、特にスポーツの分野におけるデスティネーションマーケティングに注力する。また、エアカランと共同で消費者向けのニュースレターなども配信し、ニューカレドニアの最新情報を届ける。

B to Bでは、ニューカレドニアを訪れる日本人旅行者の85%がパッケージツアーを利用していることから、旅行会社との連携を最重要視する。小早川氏は「パッケージツアーを販売するカウンターの担当者が、いかにニューカレドニアの魅力を紹介してくれるかが鍵になる」と見ており、旅行会社の担当者を主な対象者とするEラーニング・プログラムの準備を進めている。さらに、集客のポテンシャルのあるエリアでは、セミナーやセールスコールを強化していく。

エアカランは新型機材A330neoを投入、JALとのコードシェアも開始

成田/ヌメア線に週5便、関空/ヌメア線に週2便を運航するエアカランも記者会見に臨み、来日したチーフ・コマーシャル・オフィサーのウィリアム・ルグラン氏と営業部長の小川理志氏が出席した。ルグラン氏はまず、8月に成田線に導入した新機材A330-900(A330neo)について、「高品質のプロダクトの提供と、環境への負荷を抑えるというナショナルフラッグキャリアとしての責任感に基づいてこの機材を導入した」と、導入の理由を説明した。

ウィリアム・ルグラン チーフ・コマーシャル・オフィサー

A330neoでは、これまでの2クラスに加え、プレミアムエコノミーを含む3クラスとした。ビジネス・ハイビスカスクラスは全26席。フルフラットシートや15.6インチのHD LEDタッチパネル式モニターを備え、機内WiFiを無料で使用できるほか、ウェルカムドリンクにシャンパンを採用するなど食事にもこだわった。プレミアムエコノミーは全21席で、ゆったりとしたシートに13.3インチのHD LEDタッチパネル式モニターを備えている。1時間まで機内WiFiを無料で使用でき、機内食はプレミアムエコノミー専用メニューを用意する。エコノミークラスは全244席で、カップルなどが多いことに配慮して、座席配列は2-4-2とした。快適さとモダンな雰囲気の中で十分なサービスを提供する。

記者会見では、エアカランと日本航空が12月3日からコードシェアを開始することも発表された。このコードシェアにより、エアカランが運航する日本/ニューカレドニア間の便に日本航空の便名が付き、日本航空が運航する一部の国内線の便名にエアカラン便名が付くことになる。小川氏は「これで地方からの利便性も向上する」と語り、地方での集客にも力を入れていく考えを示した。

そして、年末年始をはじめとするピーク時には、成田線と関空線の両方で増便する。特に成田線は運航のない月曜日と木曜日に増便を行うことから、12月16日から2020年2月10日まではデイリー運航となるため、パッケージツアーの旅程の組み方にもさまざまなバリエーションを持たせることができそうだ。

多くの旅行業界関係者が足を運んだセミナー&ワークショップ

旅行会社向けのプロモーションとして実施したセミナーとワークショップには、多くの旅行会社の担当者らが足を運んだ。現地からはホテルやツアーオペレーター、挙式プロデュース会社、語学学校などが来日し、それぞれの特徴などについて説明した。セミナー会場に併設されたワークショップ会場では、さらに詳細な情報提供や商談などが行われた。

広告:ニューカレドニア観光局


問い合わせ先:media-jp@nctps.com(tel:03-4360-5791)

編集・記事:トラベルボイス企画部

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