HIS傘下の「変なホテル」、客室ロボットの脆弱性を宿泊客が指摘、不正操作の痕跡なしで対策完了

エイチ・アイ・エス(HIS)のホテル事業会社・HISホテルホールディングス(HHH)は、ロボットホテルの2号店である「変なホテル舞浜東京ベイ」に関し、客室コミュニケーションロボットに対する「セキュリティ面における脆弱性」を指摘するSNS投稿に対する対応を発表した。同ホテルでは全100室にMJI社の卵型ロボット「TAPIA(タピア)」を設置している。 ※写真は開業時のお披露目会で視察した客室の様子

SNS投稿があったのは2019年10月12日のこと。2019年7月6日に宿泊者からメールでセキュリティ面の脆弱性の指摘を受けていたが、当時はMJI社との調査の結果、外部からのセキュリティハッキングによる不正操作を含めたリスクが極めて少ないと判断。メールの内容を報奨金目的の不審なメールとして受け止め、コンタクトも回避していた。

しかし、10月12日のSNS投稿の「NFC(Near Field Communication)経由による不正アクセス」の内容を受け、MJI社に再度の調査依頼をした結果、10月16日に宿泊者がロボットを直接操作する場合に不正操作がされるリスクについて否定ができないことが判明。10月17日に、不正操作によるソフトウェアやアプリケーションなどのインストールの有無の確認と、セキュリティ強化を行なったという。

全客室のロボットを撤収して全台で調査・対策を実施したところ、不正なアプリケーション等のインストールはされておらず、過去の宿泊者への影響はないとの見解を示した。セキュリティ強化では想定される不正アクセス方法への対策を全台で完了したという。

HHHでは今回の件について、SNS投稿によって宿泊客や宿泊予定者に不安を抱かせてしまったことを謝罪。宿泊客の安全安心を最優先に運営するとしている。

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