ユニゾHD、従業員主体の買収を遂行へ、グループ会社の全役員が辞任、「株主共同の利益確保」目指す

ユニゾホールディングスは2019年12月22日、同社グループ会社の従業員が主体となって設立した「チトセア投資」による買収を進めることを発表した。それに伴い、グループ会社の代表取締役とすべての取締役、監査役、執行役員の全43名の辞任を決議している。

チトセア投資は、ユニゾホールディングスとその連結子会社19社の従業員のみを株主とする新会社チトセア株式会社が発起人となって設立された企業。発行済普通株式総数の73%をチトセア社が保有、27%は投資アドバイザーのローン・スターの関連会社が保有し、「株主共同の利益の確保」を目指すかたちだ。

22日の取締役会では、チトセア投資による公開買付けへの賛同意見を表明。役員の辞任は12月24日に株式会社チトセア投資による公開買付けが成立し、その後完全子会社化をおこなうことが前提だ。辞任予定日は、子会社化が株式等売渡請求による場合は2020年3月16日、株式併合による場合は4月末日となる。

ユニゾホールディングスでは、2019年7月にHISが同社の公開買付けを発表したことに対して、評価の低さなどを理由とする反対意見を表明。その後サッポロ合同会社(フォートレス・グループ)や米投資ファンドのブラックストーンが買収を提案したものの合意に至らず、今回の展開となった。当初HISが提示した買付け価格は3100円、今回のチトセア投資による提示は5100円。

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