米OTAホッパー(Hopper)、企業買収でBtoBサービスを強化、フライト欠航や遅延時の収益確保を支援

米国で人気が急上昇しているOTA「ホッパー(Hopper)」は、仏パリをベースとする顧客対応プラットフォーム「SMOOSS」を買収した。SMOOSSは、予約システム上に設計されたオーダーメイドのソリューションを通じて、顧客体験価値を向上させるとともに、航空会社や旅行会社の収益の確保をサポートする。

具体的には、フライトが欠航や遅延した場合、旅客をサポートすることで航空会社や旅行会社の付帯収入を増やす。最終的には、契約企業に対して、顧客の旅程に合わせたパーソナライズサービスを提供することで、さらに収入の機会を提供していく計画。

ホッパーは、価格凍結などのフィンテックサービスを展開しており、SMOOSSのサービスを加えることで、新たな収益を生み出すことができると判断した。今後、同社のBtoBサービスである「ホッパークラウド」を通じて、エールフランス/KLMグルーブやCorsairなどSMOOSSのパートナーにサービスを提供していく。

ホッパーの2021年の収益は前年比で300%以上増加。現在の資産価値は50億ドル(約5750億円)と見積もられている。この資本を活用して、買収も積極的に進めており、昨年10月には世界最大級のタビナカ体験予約プラットフォーム「PlacePass」も買収した。

※ドル円換算は1ドル115円でトラベルボイス編集部が算出

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