東急不動産、地域の農畜水産物をブランディング、ホテル料理長らがメニュー開発など、来訪意識も向上

東急不動産は2023年6月、地域の魅力的な農畜水産物のブランディング実証事業を実施した。第1弾として、東急リゾーツ&ステイと連携し、栃木県那須町にある会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ那須」で3月4日~4月23日の土・日曜日、産地直送「津軽フェア」を展開。その経緯と効果を発表した。

同社は再生可能エネルギー事業を進めており、適した地域の多くが自然環境を生かした質の高い農畜水産物に恵まれていることから、全国に点在する東急ハーヴェストクラブを活用した地域資源のブランディング・販路拡大の実証事業を実施。

「津軽フェア」は、青森県日本海側の4自治体(五所川原市・つがる市・鰺ヶ沢町・深浦町)が協力。東急ハーヴェストクラブ那須の支配人や料理長が現地を視察し、事業者や自治体などの地域関係者と協議しながら、特産品を活かしたオリジナルの食事メニュー開発や佞武多(たちねぷた)・津軽三味線のイベントなどを企画した。

フェア来場者へのアンケートでは、津軽エリアへ「旅行に行きたい・親近感が湧いた」との回答が85%に上った。同社は認知度向上に貢献したと手ごたえを感じたとし、今後も再生可能エネルギーの成長とともに、ベースとした地域社会へのソリューション提供を図りたいとしている。

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