【年頭所感】ジャルパック代表取締役社長 平井登氏 ―2024年は「変革の年」に、ブランド誕生60周年

ジャルパック代表取締役社長の平井登氏が、2024年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

平井氏は、社会の価値観や環境が大きな変化を迎えるなか、同社も従前にとらわれない価値の提供や新たな領域への挑戦、JALグループの一員としての地域活性化に向けた旅行商品に積極的に取り組んだことを説明。ブランド誕生60周年を迎える2024年は「変革の年」と位置づけ、同社と関わるすべてのステークホルダーと強い信頼関係を構築することで様々な課題に対峙し、変化を恐れず、常に成長を続けていけるよう、尽力する考えを示した。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


年頭所感

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

昨年は長引くコロナ渦の収束を願いながらスタートした1年でしたが、5月には5類移行しこれまで自粛されていたイベント等も再開、急速にコロナ以前の活気を戻した年となりました。

それに伴い、低迷していた旅行需要についても回復傾向がみられました。ご利用いただきましたお客さま、ご支援いただきました皆さまへこの場を借りまして厚く御礼を申し上げます。

ただし国内、海外旅行における回復速度については大きく乖離することとなりました。

国内旅行については順調に回復するも、日本人の海外旅行については世界情勢の緊迫による原油や原材料の高騰による物価高、1ドル150円レベルの円安傾向の継続により復調スピードは鈍く、大きな回復には至っておりません。一方で為替を追い風とした訪日外客数は順調に回復し、10月にはコロナ以降、初めて19年を超える勢いで推移するようになりました。社会の価値観や取り巻く環境が大きな変化を迎える中で、各企業も従来のビジネスの枠を超えた新たな挑戦がみられるようになりました。私たちにとっても旅行会社として今後のあるべき姿について、あらためて考える機会となりました。

従来の旅行商品にとらわれることなく、旅行会社だからこそできる価値の提供、新たな領域への挑戦、またJALグループの一員として地域活性化に向けた旅行商品に積極的に取り組みました。

ジャルパックは今年ブランド誕生60周年を迎えます。世界的なインフレ、金融市場の不安定、戦争といった不安定要因は依然ありますが、2024年度は「変革の年」と位置付けたいと思います。お客さまはもちろんのこと、お取引先さま、地方自治体をはじめとする地域の皆さま含めて当社と関わる全ての方々と強固な信頼関係を構築することにより、様々な課題に立ち向かっていきます。

変化を恐れず、常に成長を続けられるよう社員全員で尽力して参ります。引き続きのご支援をお願い致しますとともに、皆さまにとりまして2024年度が素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。

株式会社ジャルパック

代表取締役社長 平井登

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