
今年も修学旅行シーズンが始まる。2025年5月13日、東京駅から関西方面に出発する修学旅行連合体輸送列車(JR東海新幹線の修学旅行専用列車)の出発式が新幹線ホームでおこなわれた。
当日、品川駅や新横浜駅を含めて出発したのは都内公立中学7校、約1116人。そのうち、東京駅から出発した5校が出発式に出席し、代表生徒がJR東海関係者らに専用列車運行への感謝の花束を贈った。JR東海関係者からは、生徒に記念品が贈呈された。
修学旅行専用列車は季節限定の臨時列車。複数の学校の生徒が乗り合わせて目的地に向かうもので、連合体輸送と呼ばれる。今年は都内公立中学では483校7万人が利用する予定。このうち4万5000人が修学旅行のピークとなる9~10月に出発する。
近年、旅費の高騰、宿泊施設の連泊予約が困難になっていること、オーバーツーリズムなど、修学旅行の実施・計画が困難となっている。こうした事情を踏まえ、昼食を各自自由にとる形式にするなど食事の形式、旅程などで各校は工夫をこらして実施をしている。
当日参加したのは、大田区立大森第八中学校、同御園中学校、武蔵野市立第六中学校、西東京市立田無第一中学校、青梅市立第二中学校の各校代表生徒。