関東広域のインバウンド誘致事業が始動、日本橋を起点に広がる「江戸街道」で関東1都10県の魅力発信

国土交通省関東運輸局は、関東広域へのインバウンド誘致を目的に、「Edo Shogun Roads(江戸街道)」プロジェクトを開始した。

江戸街道プロジェクトとは、日本橋を起点とする五街道(東海道・日光街道・奥州街道・中山道・甲州街道)と、その枝道である脇往還(日光御成道・成田街道・水戸街道・三国街道・北国街道など)を「江戸街道」と総称し、地域の魅力を発信することで、訪日客と観光消費の促進につなげる取り組み。広域関東エリア1都10県が参画する。

このほど開催されたキックオフセレモニーで、関東運輸局局長の藤田礼子氏は「今後、仲間を増やしながら、国内外の旅行者に江戸文化の素敵な旅を届けていきたい」と挨拶。また、観光庁観光地域振興部長の長崎敏志氏は「江戸街道プロジェクトは、関東一円のさまざまな魅力を感じてもらう取り組み。Edo Shogun Roadsが観光客誘致の契機になることを願う」と期待を込めた。

GREEN×EXPO2027公式マスコット「トゥンクトゥンク」とともに

GREEN×EXPO2027とも連携

江戸街道プロジェクトでは、2027年3月19日に横浜で開幕する「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)」とも連携する。2027年国際園芸博覧会協会事務次長の栗本尚幸氏は、「江戸の道を辿って、日本の文化を知り、そしてGREEN×EXPO2027で日本の過去と未来が交錯する姿に出会う。これもインバウンド観光の新しい見方」と話し、博覧会への訪日客誘客に意欲を示した。

海外向けのプロモーションでは、五街道総合版の紹介およびGREEN×EXPO2027と連携した江戸街道のコンテンツを紹介する縦型のショート動画(五街道総合版1本、各街道版4本、計5本で各1分程度)を配信する。

また、新たに開設した「Edo Shogun Roadsポータルサイト」では、「江戸街道」という共通の歴史文化軸で、地域を横断した回遊ルートの形成と情報発信を進めていく。

さらに、GREEN×EXPO2027のテーマと連動した地域の自然資源を活用したモデルコース(街道ごとに四季のルートの計17コース)も作成した。

このほか、「知られざる江戸文化体験」をテーマに体験型コンテンツ15件を選定。江戸街道公式ホームページに掲載し、訴求を高めていく。

今後、協業する関東広域観光機構が、海外の旅行会社やメディア/インフルエンサーの招聘事業を展開するほか、国内での訪日旅行商談会や海外での旅行博出展などを通じて「Edo Shogun Roads」の認知度向上と具体的な商品造成に取り組んでいく方針だ。

キックオフセレモニーには特別応援ゲストとして、海洋冒険家の白石康次郎氏も登壇。「日本は海と山の距離がものすごく近い。世界中のセーラーが富士山を見ながらセーリングをしたいと言っている。今は体験が求められている。体験の物語こそ日本文化の素晴らしさ」と話し、江戸街道プロジェクトにエールを送った。

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