近ツー、12年通期は営業、経常、最終利益すべて倍増

KNT-CTホールディングスが発表した2012年12月期の連結業績(2012年1月1日~12月31日)は、営業収益が前年比4.4%増の590億3100万円、営業利益が107.0%増の23億4400万円、経常利益が108.1%増の26億4400万円、当期純利益は151.3%増の17億8800万円となった。同業績は持株会社体制移行前の近畿日本ツーリストグループのもの。

震災の反動や円高による海外需要の高まりで取扱状況は前年を上回る推移が続いたが、後半は尖閣・竹島問題が東アジアへの海外旅行や訪日旅行に影響した。このようななか、海外団体旅行ではスポーツ、文化関連旅行や地方の取り込みを強化。海外個人旅行では「商品企画と販売」「店舗販売とウェブ販売」の一体運営として、ウェブ販売で質、量の充実を図るとともに店舗では高付加価値商品を中心に販売を強化した。

この結果、海外団体旅行は前年を上回ったが、海外個人旅行は後半の東アジアの激減や販売窓口の減少により、「厳しい状況で推移した」としている。ただし、旅行関連物品販売業では土産販売が好調に推移。損害保険業、人材派遣業、旅行関連サービス業も需要増加に伴い、前年を上回ったという。

来期はクラブツーリズムとの統合と持株会社移行による「統合シナジー」で経営戦略機能を強化し、他社グループにない旅行事業のビジネスモデル構築を目指していく。グループ全体の収益力と業績の向上を図り、2013年のグループ業績は売上高4650億円、営業利益は87.6%増の44億円、経常利益は47.5%増の39億円、当期純利益は16.1%減の15億円を見込む。なお、2013年会計から、従来の純額表示(営業収益)から総額表示(売上高)に変更を予定している。

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