パスポート発給数、2012年は0.9%減、東北の伸び顕著

外務省が2013年2月20日に発表した旅券統計(2012年1月~12月)によると、一般旅券の発給数は前年比0.9%減の392万4008冊となった。このうち、5年旅券は3.6%増の159万8957冊、10年旅券は3.8%減の232万5051冊で、10年旅券の割合は2ポイント減の59.2%に縮小。外務省では明確な原因の特定は困難としつつも、景気低迷が続くなか発給手数料の高い10年旅券が敬遠されたことが要因の一つとみている。

年代別でみると、19歳以下が3.2%減、20~29歳が1.2%増と増加したが、30歳以上はいずれも前年を下回った。特に海外旅行の主力である熟年・シニア層が、60~69歳は6.5%減、50~59歳は5.6%減と減少率が大きい。パスポート発給数とその後出国者数は相関が指摘されているだけに、懸念の残る結果となった。

都道府県別で発給数の多いのは、東京都(59万9251冊/5.1%減)、神奈川県(36万4763冊/45%減)、大阪府(30万4696冊/1.7%減)、愛知県(25万9968冊/2.4%減)、埼玉県(24万533冊/0.7%減)の順。その他、地方では福岡県(16万7433冊/1.3%増)、北海道(11万2212冊/4.5%増)と、国際線就航が増えた地域で増加したほか、宮城県(5万7878冊/30.3%増)、福島県(4万2709冊/25.8%増)、岩手県(2万756冊/23.8%増)など、東北地方は伸び率が大幅に拡大した。

2012年のパスポート(一般旅券)発給数は、前年比0.9%減の392万4008冊と微減。年代別では熟年・シニア層で大きく減少。都道府県別では国際線の就航が増えた九州、北海道のほか、東北が大幅に増加

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