全日空、B787運航再開に向けて始動 -旅客の信頼回復に取組む

全日空(NH)は、このほど米国航空局(FAA)が787型機の運航を承認、国土交通省が787型機への耐空性改善通報の改定版を発行したことを受け、運航停止していた同社のB787型機の運航再開に向けて始動することを発表した。
ANAは、バッテリーの改修内容について「想定しうるあらゆる原因を網羅した対策となっており、バッテリー不具合の再発を確実に防止できる」とし、バッテリーの改修を実施することで「B787 型機の運航の安全性を確保できる」と判断した。

ANAは、ボーイング社のサポートチームと連携して2013年4月22日からB787型機の改修作業に入っており、完了後には「飛行機の耐空性が回復し運航が可能」としている。また、旅客に対して信頼回復のために以下の措置を行うという。また、今後も引き続いて692便の重大インシデントの原因究明に運輸安全委員会の調査に協力していく姿勢を示した。

  1. 確認飛行の実施(改修された全機材の飛行状態を確認)
  2. バッテリーのサンプリング検査の実施
  3. バッテリーの状況をモニターできる仕組みの構築
  4. 運航乗務員の慣熟飛行の実施
  5. 取り組み状況の情報開示


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