旅行・観光消費動向調査、消費額・旅行者とも2ケタ増に -国内旅行の活況続く

観光庁の旅行・観光消費動向調査によると、2013年4~6月期の国内観光旅行は、旅行消費額・旅行者数ともに前年比10%以上の増加となった。宿泊旅行、日帰り旅行をあわせた旅行消費額は前年比10.3%増の3兆3132億円、延べ旅行者数は14.0%増の約1億9025万人。2期連続で東日本大震災前の水準を上回る推移となっている。


▼国内旅行は、3か月で約1億7500万人

出張は日帰りが大幅に増加

帰省等と出張を含めた国内旅行全体では、消費額が7.4%増の5兆2353億円、延べ旅行者数が12.2%増の1億7573万人。観光のみならず帰省等も2ケタ増の伸びを示したが、出張は旅行者数では7.3%増の3063万人と増加したものの、消費額は7.5%減の8億円と減少した。出張では特に、宿泊旅行が消費額(22.1%減の5117億円)、旅行者数(2.9%減の1318万人)とも減少したのに対し、日帰りが消費額(39.6%増の2882億円)、旅行者数(16.6%増の1745万円)と大幅に伸びており、企業の経費削減やITの活用による出張機会の減少傾向がうかがえる。

同調査は住民基本台帳から無作為抽出した2万5000名を対象に、半年ごとに2回に分けて実施。国内宿泊旅行は自宅以外で1泊以上宿泊する旅行とし、国内日帰り旅行は目安として片道の移動距離が80キロ、または所要時間(滞在時間を含む)8時間以上の場合としている。


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