ANA、ハラール食対応でマレーシア企業と業務提携

ANAホールディングスとBrahim's Holdings Berhadは、相互にハラール食と和食に関する技術指導およびノウハウの提供を行う業務提携を結んだ。イスラム圏からの訪日需要の拡大を見据え、ANAグループのケータリング事業(主に機内食)を担うANAケータリングサービスが今後、Brahim'sよりハラール食に関する技術指導・ノウハウの提供を受け、ハラール食のサービス提供を可能とするためのハラール認証の取得を目指す。
ANAグループでは、ハラール認証を取得することで、ケータリング業務における外部収入の拡大、ANA運航便で提供する機内食での「ハラール食」への対応を図っていく。一方、ANAケータリングはBrahim'sに対して、機内食を通じて培った和食の技術指導・ノウハウを提供し、和食への進出を狙うBrahim'sを支援していく。

また、傘下にレトルト食品工場を保有するBrahim'sがイスラム圏で和食商品(第1弾は和風オリジナルカレーの予定)を販売する際の支援も行う。

Brahim's Holdings Berhadはマレーシア・クアラルンプールに拠点を置き、ケータリング(機内食)、食品加工、レストランなどの会社を傘下に持つホールディングス会社で、機内食を1日約45,000食提供しているケータリング事業におけるハラール食の世界最大手。特にBrahim'sが調理するハラール食は、世界でもっとも基準が厳しいと言われるマレーシア政府のハラール基準で認証を受けている。

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