ブランド価値ランキング、上昇率でANAが4位にランクイン

日経BPコンサルティングのブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2014」が発表された。旅行業界関連ではBtoBで、オリエンタルランドが2位(前回6位)、ANA(NH)が12位(前回14位)、JALが49位(前回130位)にランクイン。BtoCでは上位50位にはランクインがなかった(その他、各上位ランキングは下段に掲載)。

BtoCのランキング1位はディズニーで、10年ぶり2度目の首位。最も評価が高かったのは「フレンドリー(親しみ)」で、30周年キャンペーンが奏功したとしている。また、ビジネス・パーソンの立場での企業ブランド評価1位は、3年連続でトヨタ自動車が選出。前回よりも4.4ポイント上昇での首位維持で、「信用力」の評価でも1位となっている。

また、今回のランキングの特徴は、前回結果に比べてトップ10の顔ぶれが半分以上入れ替わったこと。特に、一般消費者によるブランド評価順位(BtoC)ではSNSのLINEが上昇ランキング1位となった。LINEの順位は70位だが、前回の340位から270位も順位をあげた。従来のSNSの最高位はFacebookが前回マークした241位だが、LINEはノミネート2年目で大きく上回った。一方、Facebookは325位(前回241位)、Twitterは290位(同251位)、mixiは781位(同499位)となり、LINE以外のSNSは大きく順位を落とす結果となった。BtoC編:SNS系ブランドにおける「総合力」ランキングの変化(日経BP資料より)

BtoCの「総合力」上昇ランキングにはANAも4位にランキング。BtoCの総合ランキングでは76位となっているものの、前回から偏差値を10ポイント以上上昇させている。

「総合力」上昇ランキング上位10ブランド(日経BP資料より)

「ブランド・ジャパン」は、一般消費者から企業と製品・サービスの1000ブランドで評価を聞く「BtoC編」と、ビジネス・パーソンに500の企業ブランドについて評価を聞く「BtoB編」で構成されているもの。調査は2013年11月から12月にかけて実施、回答者数はCtoCが約3万4000件、BtoBが約2万3000件だった。


【ブランド・ジャパン2014の「総合力」ランキング 上位10ブランド】

順位:ブランド/前回順位

・BtoC編

1位:ディズニー/7位

2位:ソニー/22位
3位:スタジオジブリ/5位
4位:アマゾン/11位
5位:ユニクロ/2位
6位:アップル/1位
7位:ユーチューブ/4位
8位:楽天市場/19位
9位:ヒートテック/44位
10位:キリンビール/41位

・BtoB編

1位:トヨタ自動車/1位

2位:オリエンタルランド/6位
3位:アップル/2位
4位:NTTドコモ/61位
5位:サントリー/10位
6位:ソフトバンク/15位
7位:東芝/24位
8位:TOTO/32位
9位:日立製作所/40位
10位:キヤノン/11位

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