【図解】訪日外国人数、2025年8月は342万人、8月として初めて300万人超え、中国は100万人超え -日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2025年8月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比16.9%増の342万8000人となり、8月として初めて300万人を超えた。今年は6月以降、前年同月比の伸び率が1ケタにとどまり、需要の勢いに一服感がうかがえたが、2カ月ぶりの2ケタ増加となった。2023年8月(実数:215万7190人)比では、58.9%増。

JNTOによると、夏期は東南アジアなど、訪日需要が落ち着く市場がある。一方で、東アジアや欧米豪、中東などでは、スクールホリデーにあわせて需要が増加。台湾やスペインでは、単月の過去最多を更新したほか、韓国や中国、米国など18市場で、8月の過去最多を更新した。

地域別にみると、中国が101万8600人(前年比36.5%増)、韓国が66万900人(同8%増)、台湾が62万700人(同10%増)、香港が22万6100人(同8.3%減)、米国が19万4500人(同11.7%増)の順。ついに中国が、100万人超に回復した。また、7月に日本で地震が発生するという噂が拡散した香港は、回復傾向に転じた。

一方、シンガポールは2万500人(同17.3%減)で唯一、前年比2ケタ減となった。JNTOは、夏場はもともと訪日需要が少ない時期である上、スクールホリデーの開始時期、当月にナショナルデーを迎えた同国は建国60周年目の節目のため、国外への旅行需要が抑えられたことなどが影響したとしている。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTO資料(対2024年比)より

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