スポーツをするための旅行経験者は4人に1人、男性に多い傾向

ジェイティービー(JTB)が実施した「スポーツを目的とした旅の事態と意向調査」で、過去3年間にスポーツ実施を目的とした旅行(1泊以上)をした人は回答者の23.1%、約4人に1人となった。実施種目トップ3はスキー(34.9%)、登山(22.7%)、ゴルフ(21.0%)の順。性年代別では全体的に男性の方が経験者の割合が多く、50代、60代がそれぞれ33.0%と最も高かった。60代男性はゴルフ、登山、ハイキング・トレッキングの実施率が高いという。

一方、スポーツ観戦を目的とした旅行(1泊以上)をした人は7.6%。観戦種目は野球(46.2%)、サッカー、フットサル(38.5%)、ゴルフ(15.4%)の順で、性年代別では男性20代が15.5%、男性30代が14.6%と高かった。また、実施目的の旅行よりも男女差が大きく、女性で最も高かった20代でも5.8%となり、女性は男性の3割~4割程度と低い結果となった。

交流サイトの利用率(大会情報提供や写真などの記録、仲間との交流ができる掲示板機能などのあるサイト)は約3%とまだ少ない。ただし、今後の利用意向は25.4%、男性に限ると男性が38.8%と、高い意向が見られた。また、交流サイトに参加している人の7割が交流サイトの仲間と一緒に大会や試合に参加したり(日帰り45.2%、宿泊25.8%)、仲間と会うために出かけた(日帰り35.5%、宿泊16.1%)などと回答。交流サイトが旅のきっかけもなっていることも判明した。

スポーツ目的の旅行でうれしかったサービスを自由回答で聞いたところ、「温泉・シャワー」(19.8%)に続き、「地元の人との交流、その土地ならではの楽しみ・おもてなし」(11.6%)、が2番目に多かった。この結果についてJTBでは交流体験をさらに積極化することで、地域のファンづくりに繋がる可能性があると見解を示した。

調査は2014年2月19日~2月20日までインターネットで実施。対象は東京・大阪・名古屋在住の20歳~69歳の男女で、過去3年間に1回以上宿泊を伴う旅行をしたことがあり、過去1年間に1回以上スポーツをしたことがある1030名。

【スポーツ旅行実施目的】

1位 スキー、スノーボード/34.9%

2位 登山/22.7%
3位 ゴルフ/21.0%
4位 海水浴/18.5%
5位 ハイキング、トレッキング/18.1%
6位 テニス/10.9%
7位 ランニング(マラソン・駅伝含む)/10.5%
7位 水泳/10.5%
9位 スキューバダイビング/10.1%
10位 サイクリング/8.0%

【スポーツ観戦旅行の目的】

1位 野球/46.2%

2位 サッカー、フットサル/38.5%
3位 ゴルフ/15.4%
4位 格闘技/10.3%
5位 ランニング(マラソン・駅伝含む)/9.0%
6位 テニス/7.7%
6位 ラグビー・アメフト/7.7%
6位 相撲/7.7%
9位 バスケットボール/5.1%
9位 空手、柔道、剣道、格闘技など/5.1%

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