メキシコ観光局CEO、観光客増加に向けた2つの戦略を語る

このほどメキシコ・カンクン開催された観光トレードショー「ティアンギス2014」。そこでは、大統領自らが国家として観光に取り組む姿勢を明らかにしている。メキシコの観光業プロモーションで中心的な役割を果たすメキシコ観光局は、その方針をどう具現化するのかーー。「ティアンギス2014」開催中に、同局CEO(最高執行責任者)のロドルフォ・ロペス・ネグレテ・コペル氏に今後の戦略について聞いた。

コペル氏によると、2013年のアジア太平洋地域からの観光客は約50万人。メキシコの観光において「アジアの中でも日本、中国、韓国の3ヶ国は重要なマーケット。ここ数年の伸長には目を見張るものがあるが、まだまだポテンシャルがある」と感じているという。また、インド、インドネシア、タイなど東南アジアにも注力しており、同地域を強化したい考えだ。

今後、観光客増加に向けて2本の柱の戦略をとる。ひとつ目はメキシコの認知向上を目指して「業界と観光客にもっとメキシコを知ってもらうための教育ツールやウェブサイトの充実を図る」。具体的には、『マジック・ポブ・メキシコ』という電子ツールの各国後版の制作を検討しており、同時に現地を訪問して知る機会としてFAMツアーも実施する。ふたつめは、「航空便のコネクションの利便性を上げること。」を挙げ、「アエロメヒコ航空とも協議を進めている」ことを明らかにした。

また、日本からの旅行者は2013年に初めて10万人突破をしたものの「まだまだ少ないと感じている。」という。日本は、自動車産業のメキシコへの投資などによりビジネス需要が伸び続けているが、レジャーも増やすべく、JAL、キャセイパシフィック航空、チャイナエアラインなど以前にあった直行便の復活やアエロメヒコによるロスカボスへのダイレクトフライトなど、増便の可能性を要請していく」。

なお、メキシコでは世界的なプロジェクトとして「メキシコ・ドーム・プロジェクト(仮称)」を計画中だ。コペル氏によると同プロジェクトはアート、文化、料理などの文化的側面からメキシコの魅力を広く知ってもらうための移動式パビリオン。2014年11月にマドリッドでスタートを予定しており、2014年中はフランスなどヨーロッパ地域で展開。2015年以降に、北京、東京、ソウルなど各都市1ヶ月を目安に巡回してく予定」だという。


▼日本人の訪問数は3月までで13%増加

CIMG9981日本市場を担当するメキシコ観光局ギジェルモ・エギアルテ駐日代表(右写真)によると、日本人のメキシコ訪問数は1〜3月で対前年比13%増に近く好調に推移している。自動車産業中心に法人のビジネス需要が強く訪問数の1位はメキシコシティだという。

こうしたことから、エギアルテ氏は「レジャー需要のさらなる増加を目指す」方針。「オールインクルーシブなホテルや日本人対応も進むカンクン、ロスカボスなどのリゾートやグアナファト州などの世界遺産巡りなどに注目してほしい。」と語る。

また、ユネスコの無形文化遺産であるメキシコ料理は,コーン、トマト、アボガド、カカオなどメキシコ産の素材にこだわった料理だが、まだまだ日本で本物が知られていない。食文化は観光の大きな魅力として、今後もアピールしていきたい」と語った。

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