日本人海外旅行マーケットの実態をまとめた「JTBレポート2014」が刊行、 2013年に102万人減少した原因分析も

ジェイティービー(JTB)は「JTB REPORT 2014日本人海外旅行のすべて」を発行し、2013年の日本人海外旅行市場の分析と今後の展望を発表した。

2013年の日本人海外旅行者数が、過去最高だった2012年の1849万人から102万人の大幅減少(前年比5.5%減の1747万人)となったことについて、2012年第3四半期から始まった中国・韓国への旅行者の減少と2013年第1四半期以降の円安の影響と説明。客層別では、90年代半ば以降、海外旅行市場を下支えしてきた旅行経験値の高いヘビー層が大きく落ち込んだ。

また、2008年のリーマンショック後には、海外旅行にカジュアルなイメージを持って海外旅行に行き始めた層が増加したため、為替レートの変動に影響を受けやすい市場になったとの見方も示し、昨年の海外旅行者数の減少を「これまでにないパターン」とも分析した。

今後の見通しについては、海外旅行の希望率は「あまり行きたくない」と「絶対に行きたくない」をあわせた否定派が33.0%となり、この10年間で最低レベルにまで低下していると指摘。中国・韓国との政治関係の影響による旅行需要の減少や円安などが要因だと見る。

そのため、ビジネス需要がリードして回復し、2014年度下期以降に40代~50代のミドル層や60代以上のシニア層もプラスに戻ると予想。若者層は女性を中心に円安の影響が大きいとして、回復が遅れる可能性も指摘する。ただし、1米ドル100円前後が続けば、これ以上の旅行者数の減少にはならないとも展望した。

なお、同レポートはJTB総合研究所ホームページで販売(1万2960円)。2014年9月9日に開催する「JTB総合研究所 旅行マーケットセミナー」でも、最近の消費動向と将来の旅行トレンドとともに解説する予定だ。

(トラベルボイス編集部)

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