強化ダンボールでホテルをリノベーションする新事業、茨城県の金子包装が新規参入

ダンボール箱製造会社の金子包装(茨城県古河市)は、このほど強化ダンボールを使ったホテルリノベーション事業に新規参入した。サービス名称は「パレットルーム」。同社によると、このサービスでビジネスホテルのリノベーションを手がけ、わずか1年で稼働率を94.1%まで回復させた事例もあるという。

「パレットルーム」は、床の基礎や家具、ラックなどに強化ダンボールを使用。一般のリノベーションと比較して工期が短く費用も格安であるほか、軽くフラットな素材を使っているため滞在者が自由に家具の配置を変えてくつろげるといった居住性上の利点もある。環境に優しく段ボールならではの軽さと強度を備えていることも特徴だ。

リノベーション事業の対象には、ビジネスホテルや旅館のほか、インターネットカフェ、ウィークリーマンションなども含まれる。当初は北関東を中心とする関東圏がメインだが、徐々に設備拡大を実現し、提供エリアを拡大していく計画だ。

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