2015年は「長期滞在」が増加と予測、旅の新スタイル「暮旅(くらたび)」を提案 - リクルート

リクルートライフスタイルは国内旅行情報誌「じゃらん」で、ロングステイ(長期滞在)を新しい旅のスタイル「暮旅(くらたび)」として提案する。2015年2月27日にはじゃらんnetで同プランの販売を開始したほか、「じゃらん大人のちょっと贅沢な旅2015春夏」でも「暮らすように旅する宿」を特集している。

「暮旅」を提案する根拠は、国内旅行に関するアンケートやじゃらんnetの検索キーワードの結果から。「モノ消費」から「コト消費」と言われるなか、じゃらんnetの検索ワードでは「地名」が減り、「三世代」「バリアフリー」などが目立つようになった。リクルートでは「誰とどう過ごしたいか」のニーズが高まっているとし、その土地の住民のように滞在しながら「旅を通して理想の暮らしを手軽に実現」できる新しいロングステイ「暮旅」をする人が増える」と予測した。

じゃらんnetの検索ワードランキングでも、この5年間で「ロングステイ」「自炊」などが急上昇。ロングステイは海外のみならず、国内での需要が高まっているという。二期のエリアは1位沖縄、2位京都、3位軽井沢の順で、「ロングステイでやってみたいこと」の上位には「地元の市場に行って買物したい」(41.4%)、「地元ならではの体験がしたい」(16.3%)など、「地元」での体験を求めるキーワードが多くあがったという。

発表資料より

リクルートでは「暮旅」のニーズ増加について、ものづくりや伝統芸能など歴史的観光資源を活かした旅の提案で「滞在価値」が感じられるようになり、「暮らすような体験の旅ができるようになったから」とも分析している。誘致する側も滞在日数を増やすために注力している分野であり、地域の魅力を伝えて「滞在型の体験旅」を打ち出すことで地域活性化や移住促進を狙う背景も、「暮旅」の需要促進に影響していると見ている。

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